「リモートワークに転職したいけど、年収は下がるのかな?」
転職を考えるとき、働き方だけでなく年収も気になると思います。
結論から言うと、リモートワークへの転職だからといって、必ず年収が下がるわけではありません。
これまでの経験やスキルを活かして年収アップを目指せるケースもあります。
一方で、未経験の職種へキャリアチェンジしたり、フルリモートなど希望条件を絞ったりすることで、年収が下がる場合もあります。
私自身、転職したときは年収よりもリモートワークという働き方を優先しました。その結果、転職時の年収は下がりましたが、現在まで4年間リモートワークを続けています。
この記事では、リモートワークへの転職で年収が下がるケースや年収アップを狙えるケースを紹介します。
さらに、求人票を見るときの年収の比較方法や、年収以外に確認したい条件についても解説します。
「年収を優先するのか、それとも働き方を優先するのか」
リモートワークへの転職で後悔しないために、自分にとって何を重視するのかを考えてみましょう。
結論|リモートワークへの転職で年収が下がるとは限らない
結論から言うと、リモートワークへ転職したからといって、必ず年収が下がるわけではありません。
これまでの経験やスキルを活かして転職すれば、現在より年収が上がるケースもあります。
一方で、未経験の職種へキャリアチェンジしたり、年収よりもフルリモートなどの働き方を優先したりすると、転職時に年収が下がることもあります。
つまり、
- リモートワークだから年収が低くなる
- リモートワークだから年収が上がる
と一概には言えません。
年収は、職種や経験、スキル、企業、求人条件などによって変わります。
そのため、リモートワークへの転職を考えるときは、年収だけで転職先を判断しないことが大切です。
たとえば、年収だけを見るのではなく、
- フルリモートなのか
- 出社は月に何回あるのか
- 仕事内容は自分に合っているか
- 通勤時間はどのくらい減るのか
- 賞与や手当はどうなっているか
- 昇給やキャリアアップの可能性はあるか
といった条件も合わせて確認する必要があります。
私は年収を下げてでもリモートワークを選びました
私自身、転職するときに「年収を上げること」より「リモートワークで働ける環境」を優先しました。
その結果、転職時には年収が下がりました。
しかも、私は未経験からエンジニア職へ転職しています。
もちろん、誰にとっても年収を下げてリモートワークへ転職するのが正解だとは思いません。
私の場合は、年収を多少下げてでも、自分にとって長く働きやすい環境を優先したいと考えたからです。
結果として、転職後は4年間リモートワークを続けています。
現在の年収は約400万円です。
この経験から感じているのは、転職では「年収が高いかどうか」だけでなく、自分にとって何を優先したいのかを考えることが重要だということです。
この記事では、リモートワークへの転職で年収が下がるケースや、逆に年収アップを狙えるケースを整理したうえで、求人を見るときに確認したい条件や、年収を下げて転職する前に考えておきたいことを紹介します。
リモートワークへの転職で年収が下がるケース
リモートワークへの転職で年収が下がることはあります。
ただし、「リモートワークだから給料が下がる」とは限りません。
年収が下がる場合は、未経験の職種へ転職したり、希望する働き方を優先したりするなど、別の要因が関係していることが多いです。
特に、次のようなケースでは転職前より年収が下がる可能性があります。
未経験の職種へキャリアチェンジする
これまで経験したことのない職種へ転職する場合、経験やスキルをそのまま評価してもらうのが難しくなることがあります。
特に、これまでの仕事と転職先の仕事内容が大きく異なる場合は、経験者としての年収ではなく、転職先の職種における経験年数やスキルを基準に条件が決まることもあります。
そのため、
「リモートワークの仕事に転職したら年収が下がった」
としても、実際にはリモートワークが原因ではなく、未経験の職種へキャリアチェンジしたことが影響しているケースがあります。
私自身も、リモートワークを希望して転職した際、未経験からエンジニア職へキャリアチェンジしました。
このときは、リモートワークという働き方だけでなく、職種を変えたことも転職時の年収に影響したと考えています。
未経験からリモートワークの仕事へ転職する場合については、別記事で詳しく解説しています。
>> リモートワーク転職は未経験でもできる?必要なスキルと求人選びのポイント
フルリモートなど希望条件を絞り込む
「リモートワークなら何でもいい」という人は少ないと思います。
できれば、
- フルリモート
- 出社なし
- 残業が少ない
- 土日休み
- 現在と同じくらいの年収
など、複数の条件を満たす求人を探したくなります。
しかし、条件を増やすほど応募できる求人の範囲は狭くなります。
たとえば、年収を維持することよりも「フルリモート」を優先するのであれば、年収条件を少し下げて求人を探すことで選択肢が増える場合があります。
これは、フルリモートだから年収が下がるという意味ではありません。
自分が求める条件の中で、何を優先するかによって選択肢が変わるということです。
「フルリモートでなければ転職しない」のか、「週1~2回の出社なら許容できる」のかでも、探せる求人は変わってきます。
年収より働き方を優先する
転職では、必ずしも年収を最優先にする必要はありません。
たとえば、
「年収は少し下がってもいいから、リモートワークで働きたい」
という考え方もあります。
私自身がこのケースでした。
転職時は年収アップを最優先にせず、リモートワークで働ける環境を優先しました。
そのため、転職時には年収が下がりました。
ただ、これは「リモートワークなら年収が下がってもいい」という意味ではありません。
人によっては、住宅費や教育費などの支出があり、年収を下げると生活に大きな影響が出ることもあります。
一方で、通勤時間が長く、毎日の移動に負担を感じている人なら、年収以外の条件を重視したいと考えることもあるでしょう。
大切なのは、「年収が下がる=転職失敗」と決めつけるのではなく、その年収で自分が納得して働けるのかを考えることです。
リモートワークへの転職では、年収だけでなく、働く場所や出社頻度、仕事内容、将来的なキャリアなども含めて、自分にとって優先したい条件を整理しておきましょう。
リモートワークへの転職で年収アップを狙えるケース
リモートワークへの転職でも、年収アップを狙える可能性はあります。
リモートワークだから給料が低い、または年収が下がると決まっているわけではありません。
これまでの経験やスキルを活かしてより条件の良い企業へ転職できれば、働き方を変えながら年収アップできるケースもあります。
ここでも重要なのは、「リモートワークかどうか」だけで年収が決まるわけではないということです。
これまでの経験やスキルを活かして転職する
現在の仕事で身につけた経験やスキルを活かせる転職なら、年収アップを狙いやすくなります。
たとえば、同じ職種や近い業界で転職する場合は、これまでの経験を評価してもらいやすくなります。
今より条件の良い企業へ転職できれば、リモートワークという働き方を選びながら年収アップできる可能性もあります。
一方、未経験の職種へ転職する場合と比べると、これまでのキャリアをそのまま活かせることは大きな違いです。
もちろん、経験があるから必ず年収が上がるわけではありません。
ただ、転職先の仕事で活かせる経験やスキルが多いほど、年収を維持したり、より良い条件を目指したりする選択肢は考えやすくなります。
現在より条件の良い企業を選ぶ
年収アップを目指すなら、現在の会社より条件の良い企業を選ぶことも必要です。
同じような仕事内容でも、企業によって給与水準や評価制度、賞与の有無などは異なります。
そのため、リモートワークができるかどうかだけでなく、
- 想定年収
- 月給
- 賞与
- 昇給制度
- 仕事内容
- 求められるスキル
などを比較することが大切です。
「今の会社より年収が高いから」という理由だけで決める必要はありませんが、複数の求人を比較することで、自分の経験やスキルに対してどのような条件が提示されているのかを確認できます。
リモートワークを希望する場合も、働き方と年収の両方を比較しながら求人を選ぶことで、より納得できる転職先を探しやすくなるでしょう。
リモートワーク以外の条件も広げて求人を探す
希望条件を細かく決めすぎると、応募できる求人が限られることがあります。
たとえば、
「フルリモート+高年収+未経験+好条件」
と、すべての条件を満たす求人だけを探すと、選択肢はかなり狭くなるでしょう。
もちろん、希望条件を持つこと自体は悪いことではありません。
ただし、「フルリモートでなければならない」と決める前に、
- 月に数回の出社なら問題ないか
- 週1~2回の出社は許容できるか
- 年収を優先するのか
- 未経験の職種に挑戦したいのか
など、自分の中で条件の優先順位を整理しておくことが大切です。
たとえば、フルリモートを最優先にする人もいれば、多少出社があっても年収アップを優先したい人もいます。
どちらが正しいということではありません。
すべての条件を満たす求人を探すのではなく、自分にとって譲れない条件と、調整できる条件を分けて考えることが、求人探しでは重要です。
リモートワークへの転職で年収アップを目指す場合も、「フルリモートかどうか」だけに注目せず、仕事内容や経験を活かせるか、給与条件に納得できるかなど、複数の条件を比較しながら求人を探してみてください。
私が年収を下げてでもリモートワークを選んだ理由
ここまで、リモートワークへの転職で年収が下がるケースと、逆に年収アップを狙えるケースについて説明しました。
ここからは、私自身の転職について書きます。
私は転職するとき、年収を上げることよりも、リモートワークで働ける環境を優先しました。
その結果、転職時には年収が下がりました。
今振り返っても、誰にでも同じ選択をすすめたいわけではありません。
私の場合は、年収だけではなく、これからどのような環境で働きたいのかを考えたうえで、リモートワークを優先しました。
転職時は年収よりリモートワークを優先した
転職先を探していたとき、私が重視していたのは年収アップだけではありませんでした。
むしろ、「リモートワークで働けるかどうか」を重要な条件として考えていました。
そのため、転職先を選ぶ際には、年収が以前より下がることも受け入れました。
もちろん、年収が下がることに不安がなかったわけではありません。
転職する以上、できれば年収も維持したいですし、上げられるならそのほうがいい。
ただ、私の場合は、
「年収を少し下げてでも、自分に合う働き方を選びたい」
という気持ちのほうが強くなっていました。
ここで大切なのは、私が「年収よりリモートワークを優先した」ということと、「年収を下げるべき」ということは別だという点です。
生活に必要なお金や将来のキャリアは人によって違います。
そのため、年収と働き方のどちらを優先するかは、自分の状況に合わせて考える必要があります。
未経験からエンジニア職へ転職した
私の場合、リモートワークだけでなく、転職と同時に職種も変えました。
それまで経験していなかったエンジニア職へ未経験から転職しています。
そのため、転職時の年収が下がった理由を「リモートワークだから」と考えることはできません。
未経験の職種へキャリアチェンジしたことも、転職時の条件に関係していたと考えています。
当時は、
「未経験の仕事に挑戦する」
「リモートワークで働く」
という2つを同時に選びました。
その結果として年収は下がりましたが、私はそれでも自分が希望していた働き方を優先しました。
この経験からも、リモートワーク転職の年収を考えるときは、働き方だけでなく、職種や経験、スキルなども含めて考える必要があると感じています。
4年間リモートワークを続けて感じたこと
転職してから、私は4年間リモートワークを続けています。
転職時には年収が下がりましたが、その後もリモートワークという働き方を続けていることを考えると、当時の私にとっては、年収だけでは測れない部分もあったのだと思います。
現在の年収は約400万円です。
ただ、これを見て、
「年収400万円でもリモートワークに転職したほうがいい」
と考えてほしいわけではありません。
人によって必要な収入も、仕事に求める条件も違います。
私の場合は、年収を多少下げてでも、自分が希望する働き方を優先することに納得できたということです。
転職先を選ぶときは、
- 年収
- 働く場所
- フルリモートかどうか
- 出社頻度
- 仕事内容
- 通勤時間
- 福利厚生
- キャリアアップ
などを並べて、自分にとって何が重要なのかを考えることが大切だと思います。
年収アップを目指すことも、働き方を優先することも、どちらが正解というわけではありません。
自分が何を優先して転職するのか。
そこを決めてから求人を探すほうが、転職後に「こんなはずではなかった」と感じる可能性を減らせると思います。
リモートワーク転職では年収以外に確認したい条件
リモートワークへの転職では、求人票に書かれている年収だけで転職先を決めないことも大切です。
たとえ年収が希望どおりでも、
「思っていたより出社が多かった」
「仕事内容が自分に合わなかった」
「入社後にリモートワークの条件が変わった」
となれば、転職したことを後悔する可能性があります。
求人を比較するときは、年収とあわせて実際の働き方や仕事内容、将来的な条件まで確認しておきましょう。
フルリモートか「リモート可」か
まず確認したいのが、「リモートワーク可」の意味です。
「リモートワーク可」と書かれていても、必ずしも毎日自宅から働けるとは限りません。
会社によっては、
- 原則リモート
- 週数回リモート
- 一定期間だけリモート
- 必要に応じて出社
など、実際の勤務条件が異なることがあります。
そのため、「リモートワーク」という言葉だけを見るのではなく、フルリモートなのか、それとも出社を前提とした働き方なのかを確認しましょう。
出社頻度はどのくらいか
フルリモートではない場合は、具体的な出社頻度も確認しておきたいポイントです。
たとえば「週1回出社」と「月1回出社」では、働き方が大きく変わります。
また、
「基本リモート」
と書かれていても、会議や研修、社内イベントなどで出社が必要になるケースもあります。
求人票だけでは分かりにくい場合は、面接などで確認しておくと安心です。
特に、現在の自宅から会社までの距離が遠い場合は、「出社する可能性があるか」だけでなく「どのくらいの頻度なのか」まで確認することが重要です。
仕事内容は自分に合っているか
リモートワークができることだけを優先して、仕事内容を軽視するのも避けたいところです。
リモートワークでも、仕事そのものが自分に合わなければ長く続けるのは難しくなります。
求人を見るときは、
- 具体的にどのような仕事をするのか
- どのようなスキルが求められるのか
- どのような人と仕事をするのか
- 入社後に任される業務は何か
などを確認しておきましょう。
「リモートワークできる」という条件だけで決めるのではなく、その仕事を続けていけそうかという視点も必要です。
賞与・手当・福利厚生はどうなっているか
年収を比較するときは、基本給だけでなく、賞与や手当なども確認しましょう。
同じような年収に見える求人でも、給与の構成が違うことがあります。
たとえば、
- 賞与の有無
- 固定残業代の有無
- 通勤手当
- 在宅勤務手当
- その他の手当
- 福利厚生
などです。
特に、現在の会社で受け取っている手当が転職後も支給されるとは限りません。
そのため、「年収○万円」という数字だけではなく、実際にどのような条件で支給される年収なのかを確認することが大切です。
将来的に出社中心へ変わる可能性はないか
転職時点ではリモートワークでも、将来的に勤務形態が変わる可能性があります。
会社の方針変更や組織変更などによって、出社する機会が増えることも考えられます。
もちろん、入社後の働き方を完全に予測することはできません。
ただ、
「リモートワークはどのような制度なのか」
「出社が必要になるのはどんな場合か」
「勤務形態が変更される可能性はあるのか」
などは、できる範囲で確認しておきたいところです。
「今リモートだから、ずっと同じ働き方ができる」と決めつけないことも重要です。
キャリアアップや昇給の仕組みはあるか
目先の年収だけでなく、将来的なキャリアも確認しておきましょう。
転職時の年収が希望より少し低くても、経験を積むことで昇給やキャリアアップを目指せる会社もあります。
逆に、現在の年収より高い求人でも、その後の昇給やキャリアの選択肢が限られている場合があります。
確認したいのは、
- 昇給のタイミング
- 評価制度
- 昇進・昇格の仕組み
- 身につけられるスキル
- 将来的に目指せるポジション
などです。
転職先を選ぶときは、「今の年収がいくらになるか」だけでなく、「その会社で数年後にどうなれるか」まで考えておくと、より判断しやすくなります。
リモートワークへの転職では、年収はもちろん重要な条件です。
ただ、それだけで判断するのではなく、働き方・仕事内容・待遇・将来性をまとめて比較することが大切です。
年収を下げてリモートワークへ転職する前に考えたいこと
リモートワークで働くために、転職後の年収が下がることもあります。
その場合、
「年収が下がるけど、リモートワークだから仕方ない」
とすぐに決めるのではなく、その条件で本当に納得できるのかを一度考えてみることをおすすめします。
年収が下がっても問題なく生活できる人もいれば、少しの年収ダウンでも家計への影響が大きい人もいます。
また、年収だけではなく、通勤時間や働き方が変わることで得られるものもあります。
転職を決める前に、次の4つを整理してみましょう。
転職後の手取りで生活できるか
まず考えたいのは、転職後の収入で現在の生活を維持できるかです。
求人票に書かれている年収だけを見るのではなく、実際の手取りがどのくらいになるのかを考えてみましょう。
特に、
- 住宅費
- 食費
- 光熱費
- 保険
- 教育費
- ローン
- 貯蓄
など、毎月必要になる支出を考える必要があります。
年収が多少下がっても生活に余裕があるなら、働き方を優先するという選択肢も考えられます。
一方で、年収が下がることで毎月の生活が苦しくなったり、貯蓄ができなくなったりするのであれば、慎重に考えたほうがいいでしょう。
「リモートワークにできるから」という理由だけで、無理な年収ダウンを受け入れる必要はありません。
通勤時間がなくなることで何が変わるか
リモートワークになると、これまで通勤に使っていた時間が変わります。
たとえば、片道1時間かけて通勤している人なら、往復で2時間です。
リモートワークになれば、その時間を仕事以外のことに使えるようになります。
もちろん、通勤時間がなくなったことを金額に換算して、
「年収が○万円下がっても得」
と単純に判断することはできません。
ただ、転職を考えるときには、年収だけではなく、時間も含めて働き方を考えることは大切だと思います。
私自身も転職先を選ぶとき、年収だけを比較していたわけではありません。
どのような環境で働き続けたいのかを考えたうえで、リモートワークを優先しました。
なぜリモートワークを優先したいのか
「リモートワークで働きたい」と思ったら、なぜリモートワークを希望しているのかも考えてみてください。
たとえば、
- 通勤時間を減らしたい
- 自宅で集中して仕事をしたい
- 働く場所の自由度を高めたい
- 家族との時間を増やしたい
- 出社中心の働き方を変えたい
など、人によって理由は違います。
ここが明確になっていれば、
「本当にフルリモートでなければいけないのか」
「週に1回程度の出社なら許容できるのか」
といった条件も考えやすくなります。
反対に、理由が曖昧なまま「とにかくリモートワーク」という条件だけで求人を探すと、年収や仕事内容など、ほかの重要な条件を必要以上に妥協してしまう可能性があります。
リモートワークそのものではなく、リモートワークによって何を実現したいのかを考えてみると、自分に必要な条件が見えてきます。
リモートワーク求人の探し方から応募、面接までの流れを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
>> リモートワーク転職の方法は?未経験でも分かる転職活動の進め方と手順
将来的に年収を戻せる可能性があるか
転職時に年収が下がる場合は、現在だけでなく、数年後の収入についても考えておきたいところです。
たとえば、未経験の職種へ転職して最初は年収が下がっても、経験やスキルを身につけることで、その後の昇給やキャリアアップを目指せる場合があります。
もちろん、将来の年収を保証できるわけではありません。
そのため、
「数年後には必ず年収が上がる」
と考えるのではなく、
- 昇給制度があるか
- 経験を積める仕事なのか
- 新しいスキルを身につけられるか
- キャリアアップの選択肢があるか
- 将来的に転職するときに経験を活かせるか
などを考えてみましょう。
転職時の年収だけを見ると、今より条件が悪くなっているように感じるかもしれません。
しかし、一時的に年収が下がることと、将来的にも年収が上がらないことは別の話です。
逆に、将来のキャリアを考えずに年収だけを下げてしまうのも避けたいところです。
年収を下げてリモートワークへ転職するなら、「今の自分がその条件を受け入れられるか」と「その先にどんな働き方やキャリアを作れそうか」の両方を考えておくことが大切です。
リモートワーク転職で年収を比較するときの注意点
リモートワークの求人を比較するときは、求人票に書かれている「年収○万円」という数字だけで判断しないことが大切です。
同じ年収でも、月給と賞与の割合や固定残業代の有無などによって、給与の構成は変わります。
また、求人票に書かれている年収はあくまで目安であり、実際の条件は経験やスキルなどによって変わる場合もあります。
転職後に「思っていた条件と違った」とならないように、次のポイントを確認しておきましょう。
年収だけで判断しない
求人票には、
「年収400万円~600万円」
のように、年収の幅が記載されていることがあります。
この場合、自分が実際にいくらで採用されるのかは、年収レンジだけでは判断できません。
これまでの経験やスキル、選考結果などによって提示される条件が変わる可能性があります。
そのため、「最高額の600万円がもらえる」と考えて求人を比較するのではなく、自分の経験でどの程度の条件が想定されるのかを確認することが大切です。
気になる求人があれば、面接や転職エージェントとのやり取りなどで、給与条件について確認しておきましょう。
賞与や固定残業代が含まれているか確認する
年収を見るときは、賞与や固定残業代が含まれているかも確認しましょう。
たとえば同じ「年収500万円」の求人でも、
- 月給にどの程度含まれているのか
- 賞与があるのか
- 固定残業代が含まれているのか
- 固定残業代は何時間分なのか
などによって給与の内訳は変わります。
特に固定残業代については、月給の中に一定時間分の残業代が含まれている場合があります。
そのため、年収の数字だけで「こちらの求人のほうが給料が高い」と判断しないことが重要です。
手当や試用期間中の条件も確認する
基本給や年収だけでなく、各種手当についても確認しておきましょう。
たとえば、
- 住宅手当
- 通勤手当
- 在宅勤務に関する手当
- 資格手当
- その他の手当
などです。
現在の会社で支給されている手当が、転職後も同じように支給されるとは限りません。
また、試用期間中だけ給与や勤務条件が異なる求人もあります。
「転職後の年収はいくらになるのか」を考えるときは、通常時の条件だけでなく、試用期間中の給与や待遇についても求人票で確認しておきましょう。
昇給制度や評価制度も確認する
求人票を見るときは、現在提示される年収だけでなく、入社後にどのように給与が変わるのかも確認しておきたいところです。
たとえば、
- 昇給の有無
- 昇給のタイミング
- 評価制度
- 昇格による給与の変化
- 賞与の評価方法
などです。
転職時の年収が現在より少し低かったとしても、経験を積むことで昇給やキャリアアップを目指せる会社もあります。
反対に、転職時の年収だけを見て決めてしまうと、入社後のキャリアまで考えにくくなります。
もちろん、求人票だけですべてを判断するのは難しいです。
それでも、「転職した瞬間の年収」だけでなく、「その会社で働き続けた場合にどうなるのか」まで確認することで、より長期的な視点で求人を比較できます。
リモートワークへの転職では、年収の数字そのものだけを見るのではなく、給与の内訳や勤務条件、将来的な昇給まで含めて比較するようにしましょう。
リモートワーク求人を探すなら転職エージェントも選択肢
リモートワークの求人を探す方法はいくつかあります。
求人サイトで探す
求人サイトなら、自分で条件を指定してリモートワークの求人を探せます。
年収や職種、勤務地などを比較しながら、自分のペースで探したい人に向いています。
企業の求人を直接探す
気になる企業がある場合は、その企業の採用ページを直接確認する方法もあります。
企業によっては、求人サイトには掲載していない募集が出ていることもあります。
転職エージェントに相談する
リモートワークの求人を効率よく探したいなら、転職エージェントに相談するのも選択肢です。
希望する働き方や年収などを伝えることで、自分で求人を探すだけでは見つけにくい求人を紹介してもらえる場合があります。
ただし、転職エージェントにもそれぞれ得意な求人や特徴があります。
リモートワークを条件に転職を考えているなら、どのようなエージェントを選ぶかも確認しておきましょう。
詳しい選び方については、こちらの記事で解説しています。
まとめ|リモートワーク転職では年収と働き方のバランスを考えよう
リモートワークへ転職したからといって、必ず年収が下がるわけではありません。
これまでの経験やスキルを活かして、年収アップを目指すこともできます。
一方で、未経験の職種へキャリアチェンジしたり、フルリモートなど希望条件を絞ったりすることで、年収が下がる場合もあります。
私自身も転職時は年収よりリモートワークを優先したため、年収は下がりました。
だからこそ、リモートワーク転職では年収だけで転職先を比較しないことが大切だと感じています。
給与だけでなく、出社頻度や仕事内容、福利厚生、将来的なキャリアなども含めて、自分にとって納得できる条件かを考えてみてください。
最終的に大切なのは、
「年収をどこまで優先するのか」
「どんな働き方をしたいのか」
を自分の中で決めておくことです。
リモートワークへの転職を考え始めたばかりなら、まずは求人の探し方や転職のポイントを整理しておきましょう。
>> リモートワークに転職したい人へ|求人の探し方と失敗しない転職のポイント
また、転職エージェントを利用する場合は、リモートワーク求人を扱っているかだけでなく、自分の希望条件に合うサービスかどうかを確認することも重要です。