仕事のストレスや人間関係、環境の変化。
こうした理由でメンタルの不調を抱え、休職を経験する人は決して少なくありません。
私も適応障害と診断され、約1年以上の休職期間を経験しました。
当時は,
「このまま社会復帰できるのだろうか」
「周りに置いていかれてしまうのでは」
と、毎日のように不安や焦りに押しつぶされそうになっていました。
そんな中でも、少しずつ心が軽くなった行動や習慣がありました。
それは大きなことではなく、日々の中で無理なく取り入れられる「小さな工夫」ばかりです。
この記事では、私が実際に休職中に取り組んで良かった10のことを、実体験を交えながら紹介します。
あわせて、実際に役立った本やサービスも紹介しています.
今まさに休職中で,
「何をすればいいのかわからない…」
と悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
焦らず、自分のペースで。
少しずつ心を整えていきましょう。
休職中にやってよかった10のこと【実体験+おすすめ紹介】
休職中は、毎日が不安や焦りとの戦いでした。
「何をすればいいのかわからない…」
と悩む日もたくさんありましたが、少しずつ自分にできることを見つけていく中で、心が軽くなっていったと感じます。
ここからは、私が実際に休職中に試して良かった10のことを体験談とあわせて紹介していきます。
あわせて、実際に役立った本やサービスも紹介していますので、今の状況に合わせて参考にしてみてください。
- 自分の気持ちを丁寧に記録する
- 自己分析でストレス傾向を知る
- 求人票を眺めて情報収集
- 気軽に話せる人と話す
- リラックスルーティンを作る
- 読書で前向きに
- 軽い運動を始める
- 自分を褒める習慣を意識する
- リモートで新しい挑戦
- あえて「何もしない」時間を作る
自分の気持ちを書き出す
休職中は、不安や焦りが頭の中をグルグルと巡り続けてしまいがちでした。
私も、
「将来どうなるのか」
「本当に社会復帰できるのか」
と不安で押しつぶされそうな日々が続いていました。
そんなときに試してみたのが、自分の気持ちを書き出すこと。
スマホのメモアプリを使い、思いついたことをそのまま書き出していきます。
「まとまっていなくてもOK」
「ネガティブでもOK」
と、自分に許可を出しながら続けました。
書き出してみると、漠然とした不安が、
「生活費が心配」
「元の職場に戻れるか不安」
と具体的な悩みに整理されていきました。
頭の中でモヤモヤしていたものが形になると、少しだけ冷静に向き合えるようになったのです。
記録のポイント
- 頭に浮かんだ不安をそのまま書く
- 一行でもOK
- スマホのメモアプリなら手軽
毎日のように書くうちに、
「自分はこんなことで悩んでいるんだな」
と客観視できるようになり、気持ちが少し楽になっていきました。
自己分析でストレス傾向を知る
適応障害を経験したことで、改めて「自分はどんなことでストレスを感じやすいのか」を深掘りするようになりました。
これが後々、働き方を考える上でも大きなヒントになりました。
例えば、
- 通勤が苦手
- 人間関係に気を使いすぎて疲れやすい
- 将来への漠然とした不安が大きい
こうした自分の特徴を把握すると、今後の働き方の選択基準が明確になります。
「できるだけリモートで働きたい」
「通勤時間は短くしたい」
など、自分に合った条件が見えてきました。
自己分析には本も役立ちました。
特に参考になったのは以下の書籍です。
\ 不安の整理や働き方のヒントにおすすめ /
こうした本を参考に、無理のない働き方・生き方を考えるきっかけを作ることができました。
求人票を眺めて情報収集
休職中、「今すぐ転職!」というわけではなくても、求人票を眺めることが心の安定に繋がると感じました。
求人票を見ていると、
- 自分のスキルが活かせそうな仕事
- 働きやすそうな条件
- 世の中には色々な仕事がある事実
などに気づき、少しだけ自信と安心感が生まれてきます。
「今すぐでなくても選択肢はあるんだ」
と思えるだけで、焦りが和らぐのです。
もし少しでも転職情報を整理したい方には、転職エージェントの無料相談もおすすめです。
実際に私は以下のサービスに登録し、ゆるく情報収集を始めました。
\ 無料でプロに相談できる /
doda
焦らず、情報を集めるだけでも心が落ち着いていきました。
※転職活動について詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
「このまま会社にいても、よくなる気がしない…」 「でも、今の状態で転職なんて本当にできるのかな?」 適応障害を経験すると、 「転職したほうがいいのか、それとも今はやめておくべきか」 で迷うことが多いですよね。 […]
気軽に話せる人と話す
不安が募る休職中、一人で抱え込むとネガティブ思考が強まります。
私も最初は「誰にも迷惑をかけたくない」と思い、黙って我慢していました。
けれど、信頼できる妻に素直に打ち明けたことで、気持ちが整理されていく感覚を味わえました。
話すだけで状況が変わるわけではありませんが、誰かに受け止めてもらえる安心感が大きかったです。
話し相手を選ぶポイント
- 否定せずに静かに聞いてくれる人
- 正論やアドバイスを押し付けない人
産業医や保健師に相談したときは逆に落ち込んでしまった経験もあります。
「安心して話せる相手」がいるだけで、心の支えになりました。
リラックスルーティンを作る
休職中は生活リズムが崩れやすく、余計に不安や焦りを感じがちでした。
私も朝起きてから何をすればいいのかわからず、モヤモヤとした日々を過ごしていました。
そこで取り入れたのが、「毎日決まったリラックスタイムを作る」という工夫です。
難しいことはせず、以下のような小さな習慣を作りました。
- 温かいお茶を淹れてゆっくり飲む
- 短い瞑想や深呼吸をする
- アロマの香りで気分を整える
こうした時間を意識的に作ることで、毎日少しずつ心が落ち着いていきました。
「今日はこの時間があるから大丈夫」
と思えるだけでも安心感が生まれます。
気軽に取り入れやすいアイテム
無理なく続けられるルーティンが、休職中の不安定な心を整えてくれました。
読書で前向きに
休職中は将来への不安で頭がいっぱいになりがちです。
そんなときに読書が心の支えになりました。
特に、悩みに寄り添ってくれる本や前向きなヒントが得られる本は、読むだけで心が少し軽くなります。
私が実際に読んで役立ったのは以下の本です。
\ 働くことがしんどい人におすすめ /
自分の感じやすさや疲れやすさに共感でき、無理せず生きるヒントがもらえました。
読書はスマホのKindleアプリでも読めるので、ベッドで横になりながらでも手軽に続けられます。
焦りすぎず、
「今日は数ページだけでもOK」
と自分に優しく読むのがおすすめです。
\ Kindle Unlimited を無料で試してみる! /
軽い運動を始める
休職中は家にこもりがちで、気づかぬうちに心も体も内向きになりがちです。
私も最初はほとんど外出せず、かえって気分が沈む日が増えていました。
そんなとき、「近所のスーパーまで歩いてみよう」と軽い外出から始めました。
人の少ない夜の時間帯に歩くだけでも、外の空気や光を浴びることで気分が少しリフレッシュされました。
外出が不安な方へ:最初は無理をせず
- 夜の短時間外出からスタート
- 買い物など目的を持つと行きやすい
- 体が疲れたらすぐ帰ってOK
もし少し慣れてきたら、自宅でできる軽いストレッチや運動グッズもおすすめです。
無理なく身体を動かすことで、心も自然と前向きに整っていきました。
自分を褒める習慣を意識する
休職中は、
「もっと頑張らないと」
「こんな自分はダメだ」
と自分に厳しくなりがちでした。
私も自己否定のループに陥り、気分が沈んでしまう日が何度もありました。
そんな中で意識したのが、小さなことでも自分を褒める習慣です。
- 今日は外に出られた
- 不安になりすぎる前に休憩できた
- ご飯をちゃんと食べられた
ほんの些細なことでも、「できたこと」に目を向けるだけで、自己肯定感が少しずつ回復していきました。
メモ帳アプリに「今日の良かったこと」を一行だけ残すのもおすすめです。
積み重ねるほど「自分も少しずつ進めている」と感じられるようになります。
リモートで新しい挑戦
心が少し落ち着いてきたタイミングで始めたのが、自宅からできる新しい挑戦でした。
私は以前から興味があったブログ運営に挑戦してみました。
自分の経験を記事にまとめたり、同じ悩みを持つ方へ情報発信をしたりする中で、日々の生活に小さなやりがいが生まれたのです。
また、今ではブログが少しずつ収益にもつながり始め、「会社に依存しない収入源づくり」という新しい目標にもなりました。
もしブログを始めてみたい方へ
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さらに最近では、記事作成をサポートしてくれるAIライティングツールも活用しています。
\ AIがブログをサポート! /
Rakurin(ラクリン)
リモートで無理なく挑戦できる趣味や学びは、休職中の不安を和らげてくれる強い味方になります。
あえて「何もしない」時間を作る
休職中は「何かしなきゃ」と焦りやすくなりますが、「何もしない時間」も大切な心のケアだと実感しました。
私は以下のような時間を意識的に作るようにしました。
- 音楽を聴きながらぼーっとする
- ベランダで日光浴をする
- 温かい飲み物を飲みながら深呼吸
「休むこと自体が大事な行動」
と捉えることで、心に少しずつ余裕が生まれてきました。
休職期間はエネルギーを回復するための大切な時間です。
何もしないことにも「意味がある」と自分に許可を出してあげましょう。
ここまで、私が休職中に実際に試して良かったことを10個紹介してきました。
大事なのは、無理をせず、自分のペースで少しずつ取り入れていくことです。
小さな行動の積み重ねが、不安を軽くし、前向きな気持ちを取り戻す助けになってくれます。
もし少し心に余裕が出てきたら、将来に向けての準備も少しずつ始めてみるのもおすすめです。
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焦らず、自分を大切にしながら、次のステップへ進んでいきましょう。
休職期間を前向きに活用するコツ
休職期間は、思っている以上に心が不安定になりやすい時期です。
「早く復職しなければ」
「自分は社会から取り残されてしまうのでは…」
と、焦りや罪悪感に押しつぶされそうになる日も多いかもしれません。
私も当時、同じような不安を何度も感じていました。
でも今振り返ると、この休職期間は自分を見つめ直し、心と体を整える大切な時間だったと感じています。
ここでは、休職期間を少しでも前向きに活用するために、私が意識してきた3つのコツをご紹介します。
- 休職は「自分をいたわる時間」と捉える
- 他人と比べず、自分のペースを大切に
- 少しずつ未来への準備を始めていく
休職は「自分をいたわる時間」と捉える
休職=怠けている…と感じてしまう方も多いかもしれません。
ですが、心と体が疲れて限界を迎えたからこそ、今は休む必要がある状態なのです。
仕事を休むのは「さぼり」ではありません。
むしろ、今ここでしっかり心を整えることで、次に向けた土台が整います。
「今は自分を癒す時間なんだ」
と捉えるだけで、少し気持ちが軽くなりました。
温かい飲み物を飲んだり、好きな音楽を聴いたり、小さなリラックスの時間も自分をいたわる大切な行動になります。
他人と比べず、自分のペースを大切に
休職中は、SNSや周囲の人と自分を比べてしまいがちです。
「友達はもう仕事に復帰しているのに…」
「自分は何もしていない」
と焦ることもあるでしょう。
でも、回復に必要な時間は人それぞれ違います。
無理に他人のペースに合わせる必要はありません。
私も
「今日は外に出られただけでOK」
「今日は少し本を読めただけでOK」
と、自分なりの小さな達成を大切にすることを意識しました。
今は焦らず、まずは「昨日より少し心が楽になった」ことを喜んであげてください。
少しずつ未来への準備を始めていく
休職中は、完全に動ける状態になるまで何もしなくていいわけではありません。
心に少し余裕が出てきたら、無理のない範囲で未来の準備を始めるのもおすすめです。
例えば、
- 転職サイトで求人を眺めてみる
- 興味のある分野を読書で学ぶ
- 在宅でできるブログや副業に挑戦してみる
「まだ何かできる自分がいる」と感じられるだけで、不安が少しずつ和らいでいきます。
もちろん、これらも「やれたらやる」「無理のない範囲で」で大丈夫です。
あくまでも、自分のペースを守りながら未来の準備をしていきましょう。
まとめ:休職中の不安を軽くする10のヒント
休職中は不安や焦りが押し寄せやすい時期ですが、小さな行動を積み重ねることで少しずつ心が軽くなると感じました。
今回ご紹介したのは、私が実際に試して効果を感じた10の取り組みです。
やって良かった10のことまとめ
- 自分の気持ちを丁寧に記録する
- 自己分析でストレス傾向を知る
- 求人票を眺めて情報収集
- 気軽に話せる人と話す
- リラックスルーティンを作る
- 読書で前向きに
- 軽い運動を始める
- 自分を褒める習慣を意識する
- リモートで新しい挑戦
- あえて「何もしない」時間を作る
焦らなくても大丈夫です。
できることから少しずつ。
自分のペースで取り入れていけば、きっと心が整い始めるはずです。
もし、心に少し余裕が出てきたら、将来への準備も少しずつ始めてみるのもおすすめです。
適応障害と転職で悩んだ私の体験談はこちら
「このまま会社にいても、よくなる気がしない…」 「でも、今の状態で転職なんて本当にできるのかな?」 適応障害を経験すると、 「転職したほうがいいのか、それとも今はやめておくべきか」 で迷うことが多いですよね。 […]
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今はまず「自分を大切にする時間」です。
その積み重ねが、未来へのエネルギーにつながっていきますよ。