仕事のプレッシャーや人間関係、さまざまな環境の変化によって、メンタルヘルスに不調をきたしてしまうことは、決して珍しいことではありません。
私も適応障害で1年以上休職を経験し、その中で心を支えながら過ごす方法を模索してきました。
休職中は、社会から少し離れてしまったような孤独や不安、今後への焦りが押し寄せてくることもあります。
しかし、そんな日々の中で、
「これをやってよかった」
「少し心が軽くなった」と実感できる小さな工夫が、私にとって大きな支えとなりました。
このブログ記事では、私が休職中に試してみて効果を感じた「心のケアの方法」や、「今だからこそできたこと」を10の具体的な行動としてまとめました。
もし今、同じように休職中で「少しでも気持ちを楽にしたい」「どう過ごせばいいか分からない」と感じている方がいたら、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
無理をせず、できることから少しずつ。自分の心と体を大切にしながら、自分だけのペースで日々を過ごしていきましょう。
こころの病で休職中にやって良かったこと10選
休職中は、時間がある分、どうしても不安や焦りが心に押し寄せてくることが多くありました。
最初のうちは、何をしたら良いのか、どう過ごすのが自分にとってベストなのか分からず、気持ちが落ち着かない日々を過ごしましたね。
しかし、少しずつ「これをやってみよう」「こう考えてみよう」と試行錯しながら、自分なりに心を支える方法を見つけていくことができました。
ここからは、そんな私が休職中に実際に試してみて、「心が軽くなった」「支えになった」と感じた10の行動を紹介します。
どれも日常の中で無理なく取り入れられることばかりですので、今、休職中で「何をしたらいいかわからない」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
少しでも、あなたの心の支えになるヒントが見つかることを願っています。
- 自分の気持ちを丁寧に記録する
- 自己分析を行い、将来のストレス対策を考える
- 求人票を眺めることで、心に余裕を持つ
- 気軽に話せる人と話す
- リラックスできる日常ルーティンを作る
- 読書で心を癒し、前向きな気持ちを得る
- 軽い運動を取り入れ、体を動かす
- 自分を褒める習慣を意識する
- リモートでできる新しいことに挑戦する
- あえて「何もしない時間」を作る
それぞれについて説明していきます。
自分の気持ちを丁寧に記録する
休職中は、将来の不安や自分への疑念で頭がいっぱいになり、気持ちが押しつぶされそうになることが多くありました。
心が不安定なときは、頭の中で考えを巡らせれば巡らせるほど不安が増してしまいます。
私も、何度も同じことを考え、動けなくなってしまったことがありました。
そこで、「自分の気持ちを記録してみよう」と思い立ったのです。
考えを文字にして吐き出すことで、頭の中にあった不安が具体的な形になり、少しだけ客観的に見つめ直すことができました。
記録することが、心の整理と自己理解につながると感じられたのです。
私はスマホのメモ帳を使って、そのとき考えていたことや不安をすぐに書き留めるようにしました。
スマホは常に持ち歩くため、思いついたときにいつでも記録できるのが便利です。
例えば、
「これからどうやって社会復帰しようか」
「元の職場に戻るか、転職か」
といった悩みも、まずは一行でもいいので書き出し、日々の記録として残しておきましたね。
記録する際は、考えがまとまっていなくても、ネガティブな思いが強くても、そのまま正直に書き出すことを意識しました。
最初は「どうせ何も変わらない」と感じるかもしれませんが、記録を積み重ねていくうちに、不安の原因や自分が何に悩んでいるのかが少しずつ見えてきましたよ。
当時のメモを振り返ったときに、自分が抱える一番の不安が「今後の収入や生活費」であることに気づきました。
また、「元の職場への不安」や「新しい環境で働く自信の欠如」など、自分の悩みを整理することで、「まずは負担の少ない形で社会復帰を目指そう」「最初は短期間でも働いてみよう」など、少しずつ解決策が見えてきたのです。
このように、漠然とした不安やネガティブな思考をそのまま書き出すことで、頭の中で考えているときには見えなかった情報や気づきを得られました。
たとえ不安定なときでも、自分を客観視するための大切なステップとなり、気持ちを整理する大きな助けとなったのです。
自己分析を行い、将来のストレス対策を考える
休職中にやってよかったことの一つが、求人票に目を通すことです。
休職すると、復職や退職、転職といった人生の大きな決断に向き合わなければならないタイミングがやってきます。
とはいえ、心が不安定なときにすぐに判断を下すのは難しく、焦りが不安を増すこともありますよね。
そんな中で、求人票を眺めて情報収集をしておくことで、復職や転職の選択肢について少しずつ心を整理し、冷静に考えられるようになりました。
求人票には、
「会社がどんな人物を求めているか」
「職場の環境はどのようなものか」
など、参考になる情報が多く載っています。
実際に応募する必要はありませんが、「他の選択肢がある」と感じられることで、心に少し余裕が生まれるのです。
私は、転職サイトで求人を眺めることから始めました。
転職活動を本格的に始めるつもりはなく、「今は選択肢を知るための情報収集」と割り切り、無理なく続けられるよう意識しました。
求人票を見ていると、自分のスキルや経験がどのように評価されるかや、求められる人物像もわかり、自分の価値を知る手助けになります。
例えば、求人の内容に、
「このソフトは使ったことがある」
「この業務内容なら理解できる」
と感じるものがいくつかありました。
私は日々の業務に追われて自分のスキルに自信を持てずにいましたが、求人票を見ることで、他の職場でも価値があるスキルや経験が自分に備わっていることを知り、少し自己評価が上がりましたね。
求人票を眺めることで、主に以下の2つの効果がありました。
- 自分の市場価値がわかる
- 自分に合う働き方や条件が明確になる
自分の市場価値がわかる
心が不安定なとき、つい「自分なんかが転職しても通用しないかもしれない」と考えがちです。
しかし、求人票を見ていると、自分が無意識に積み上げてきたスキルや経験の価値が見えてきます。
「自分にもまだ選択肢がある」と気づけたことは、心に余裕を持つ大きな助けとなりました。
自分に合う働き方や条件が明確になる
適応障害の再発もあり、無理なく働ける環境でないと再発リスクがあると感じていました。
いくつかの求人を眺める中で、在宅勤務や通勤時間が短い職場、仕事と生活のバランスが取りやすい職場など、「自分にとって負担の少ない条件」が明確になってきたのです。
例えば、「お金よりも働きやすい環境を優先したい」「できるだけ通勤時間を短縮したい」といった優先順位が見えてきました。
このように、休職中に求人票を眺めておくだけでも、将来の選択肢が具体的に浮かび上がってきます。
「これからの働き方をどうするか」という人生の大きな決断を焦って行うのではなく、じっくりと考え、情報収集をしていくことが大切です。
未来は予測できないものですが、少しでも自分に合った仕事や環境に近づくための準備ができると、心が軽くなりました。
自己分析を行い、将来のストレス対策を考える
休職中にやってよかったことの一つが、自己分析です。
適応障害の再発を防ぐためには、自分のストレスの原因や傾向を知り、それに合わせた対策をとることが大切。
ストレスは人によって感じ方が異なるため、自分のことをよく知ることが、心と体の健康を守るための第一歩だと感じました。
自己分析と聞くと「就職活動のため」と思われがち。
実際には、日々の生活で自分に合った選択肢を見つけるためのヒントがたくさん得られます。
休職中に自己分析を行うことで、自分の本当の気持ちやストレスの原因を把握できるようになり、復職や転職を考える際の大きな助けとなりました。
自己分析では、まず「自分がどのようなことに対してストレスを感じやすいか」を洗い出しました。
例えば、
「将来に対して漠然とした不安を感じやすい」
「人からの頼みを断れず無理をしてしまう」
といった自分の特徴を書き出し、ストレスの原因を明確化。
さらに、適応障害をきっかけに、「どのような働き方や環境が自分にとって負担が少ないか」も考え、自分にとっての理想の職場や働き方をイメージするようにしました。
また、「心配性」や「人付き合いが苦手」など、自分の性格や習慣を振り返ることで、どのように考え方や行動を変えればストレスが減るかも整理。
手帳に日記として書き留めたり、スマホのメモ帳に気づきを残すことも続けていましたね。
自己分析を通じて、次のような気づきがありました。
- 自分のストレス原因が明確になった
- ストレス対策を具体的に考えられるようになった
自分のストレス原因が明確になった
たとえば、
「長時間の外出や通勤時間が負担になる」
「周囲に気を使いすぎて疲れやすい」
といった自分のストレスの特徴が見えてきました。
この結果、働く際には、
「通勤時間が短く、リモートワークが可能な職場を選ぶ」
「人との接触が少ない環境にする」
など、負担を減らすための条件が明確になりました。
ストレス対策を具体的に考えられるようになった
自己分析によって、自分がどのような状況でストレスを感じやすいかがわかったことで、
「仕事は生活費のためと割り切る」
「未来のことを考えすぎず、今の生活に集中する」
など、心が少し楽になる対策を取り入れることができました。
また、日記をつける習慣を続けることで、日々のストレスが少しずつ和らいでいくのを実感しましたね。
ストレスをまったくゼロにすることは難しいかもしれません。
しかし、自己分析を通じて自分に合った働き方や生活のスタイルを見つけることで、過度なストレスを避け、無理のない範囲で生活する方法を選べるようになりました。
心と体に負担をかけないための第一歩として、自己分析はとても大切なプロセスだったと感じています。
気軽に話せる人と話す
休職中は、どうしても一人で過ごす時間が増え、頭の中が不安や悩みでいっぱいになりがちです。
私も、適応障害と診断されてから、
「自分は社会不適合者かもしれない」
「この病気を誰かに知られたくない」
と感じ、一人で抱え込んでいました。
特に心が不安定なときは、気持ちが沈みがちで、ネガティブな思考が頭を巡りやすくなります。
そんなとき、気軽に話せる相手に気持ちを話してみることで、心が整理され、不安が少し和らぐのを実感しました。
私の場合は、信頼できる妻に不安な気持ちを打ち明けましたね。
最初は「心の病気について話すのは恥ずかしい」という気持ちもありましたが、一人で抱え込む限界を感じ、思い切って話してみたのです。
妻は私の話に静かに耳を傾け、同調したり相槌を打ちながら、決して私を否定したり正論で説き伏せたりすることはありませんでした。
話をしているうちに、頭の中が少しずつ整理されていくのを感じ、心の中にあった不安が軽くなりましたね。
もちろん、話す相手を選ぶことは重要です。
私の経験では、話をしても良い相手の特徴として、次のような点が挙げられます。
話しても良い相手
- 信頼できる人
- 相手の意見を押し付けずに話を聞いてくれる人
話さない方が良い相手
- こちらの気持ちを否定する人
- 正論を押し付ける人
一方、会社の産業医や保健師との面談では、
「君がストレスに耐えられるようにならないと社会生活は難しい」
と正論を返され、かえって落ち込んでしまうこともありました。
「それができるなら、適応障害にはならなかったのに…」
と感じることも多く、逆効果だったのです。
そのため、正論やアドバイスではなく、ただ自分の気持ちを受け止めてくれる人に話すことが重要だと学びました。
話をすることで、心の中に抱えていた不安や悩みが少し軽くなり、気持ちが落ち着くのを実感しました。
悩みを一人で抱えることが減り、
「自分の気持ちをそのまま受け止めてくれる相手がいる」
という安心感が心の支えになりましたね。
話をしても状況がすぐに変わるわけではありませんが、誰かに気持ちを話すことで、心にたまった不安がふっと軽くなることを感じました。
心の不安を感じたときは、信頼できる相手に気軽に話を聞いてもらうことをお勧めします。
リラックスできる日常ルーティンを作る
休職中は、普段と違う生活リズムになるため、どうしても不安や焦りが出てきがちです。
私も、日々のストレスやモヤモヤとした気持ちに押しつぶされそうなときがありました。
そこで、「無理をせず、心をほぐすリラックスの時間を少しでも持とう」と考え、気持ちを整えるための日常ルーティンを作るようにしたのです。
まず、毎日決まった時間に「リラックスする時間」を意識的に取り入れるように。
リラックスする時間では、瞑想や温かいお茶を飲みながら心を落ち着ける時間を設けるなど、日常生活の中で無理なく取り入れられる工夫を続けました。
このような簡単なルーティンを続けることで、毎日リセットされていく感覚が生まれ、気持ちに少しずつ余裕が出てくるように。
また、「この時間になったらリラックスしよう」と意識することで、日々の不安が軽減され、心が落ち着く習慣が身についていきました。
リラックスできる時間があるだけで、休職中の生活がより穏やかになり、前向きな気持ちで日々を過ごせるようになったのです。
読書で心を癒し、前向きな気持ちを得る
休職中は「これからどうすればいいのだろう」という漠然とした不安に支配されがちです。
特に、適応障害と診断されてからは、将来への不安や焦りで頭がいっぱいになってしまいました。
そんなとき、読書が新たな気づきや前向きな考え方を与えてくれる大切な手段だったのです。
本を通じて、他の人が経験してきた知識や考え方に触れることで、心の整理が進み、少しずつ不安が和らいでいきました。
本には、研究データに基づいた内容や専門家の知識、そして個人の経験談など、自分だけでは得られない情報が詰まっています。
これらの情報に触れることで、
「今の悩みにどう対処していけばいいのか」
「これからどう生きるべきか」
といった答えを見つける手がかりになると感じました。
最初は、
「本なんて久しく読んでいないし、読み切れるだろうか」
と不安もありました。
しかし、不思議なことに、休職中の悩みに応えてくれるような本は、意外とスラスラ読めてしまうものでした。
私が最初に手に取ったのは、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本です。
タイトルに惹かれ、自分のやりたいことを見つけたいと思って読み始めましたが、読むうちに少しずつ「今後の人生について前向きに考えよう」と思えるようになりました。
他にも、私は適応障害で休職していたこともあり、『「繊細さん」の本』は共感できる内容が多く、ストレスを抱えやすい人の特性や、生きやすくなるヒントが得られました。
私のようにメンタルヘルスが原因で働けなくなった人にはおすすめの本です。
これらの本は、AmazonのKindleを利用してスマホで読めるようにしたことで、いつでもどこでも手軽に読書できるようになり、読書習慣を続けやすくなりました。
読書を通じて、
「他の人も同じように悩んでいるんだ」
「こうすれば少し楽に生きられるかも」
と共感し、心が軽くなるのを感じました。
また、本から得た知識を参考にして、心の整理や将来に向けた準備を進めるきっかけに。
これらの本は、一つひとつ悩みを解きほぐし、自分にとって必要な情報を得るための支えとなりました。
読書は、新しい視点や具体的なアドバイスをもらうための大切な時間であり、前向きな気持ちを取り戻すための力になります。
軽い運動を取り入れ、体を動かす
休職中は、どうしても家に引きこもりがちで、心身が内向きになりやすいものです。
私も最初の1ヶ月ほどは家からほとんど出ない生活を続けていました。
家でゆっくり休むのは大切ですが、外に全く出ないと心と体の回復が遅くなり、気分も塞ぎ込んでしまうことも。
そこで、いきなり「運動」と構えず、まずは「近所に買い物に行ってみよう」という軽い外出から始めてみることにしました。
最初は、人が少ない夜の時間帯に、近所のスーパーまで軽く歩いて出かけてみることに。
外に出てみると、周りに気を配ることや、店員さんとの受け答えなど、普段は意識しないことが新鮮。
また、少し緊張感もあり、驚くほど疲れを感じました。
ただ、その後は「近所までなら行けそうだ」と少し自信が持て、日中にも少しずつ買い物に行くように。
家の中での引きこもり生活から、少しずつ外に出る練習として買い物を続けていくうちに、心のリハビリにもなっていることを感じました。
しばらく家にこもっていると、心と体の「外の刺激」に対する耐性が低くなります。
そのため、外出がとてもハードルの高いことに感じられていました。
しかし、短時間の買い物から始めたことで、外に出ることへの緊張感や疲れにも慣れ、
「近所で買い物ならできる」
「満員じゃなければ電車も乗れるかも」
と少しずつ自信が回復してきました。
日々のちょっとした外出が、体を動かすきっかけや気分転換になり、次のステップへ進むための大きな一歩になったのです。
自分を褒める習慣を意識する
休職中は、自分に対して厳しくなりすぎてしまうことが多くあります。
私も「なぜ自分はこんなに弱いのか」「もっと頑張らないと」と自分を責めてしまうことがありました。
しかし、そんな自分に気づき、「もっと自分に優しくなろう」と意識することにしたのです。
小さなことでも自分を褒めることで、少しずつ自己肯定感が高まり、前向きな気持ちを持てるようになりました。
まずは、日々の中で「これができて良かった」と思えることを、簡単な一言でもいいので手帳やスマホにメモすることから開始。
たとえば、以下のようなことをメモしていました。
- 今日は外に出られた
- ちゃんと休めた
- 考えすぎる前に気分転換できた
どんな些細なことでも自分を褒めるように意識。
毎日続けるうちに、「できたこと」を意識する習慣が身についていきました。
自分を褒める習慣ができると、少しずつ「今の自分でも大丈夫」と感じられるようになり、自己肯定感が高まります。
日々の些細な成功を振り返ることで、
「こんな自分でも成長しているんだ」
と思えるようになり、不安が和らぐ効果があるのです。
自分に優しくすることで心が穏やかになり、前向きに進める力になりますよ。
リモートでできる新しいことに挑戦する
休職中は、家にいる時間が長くなるため、気持ちが停滞しやすくなります。
そこで、自分のペースでできるリモートの新しいことに挑戦し、少しずつ新しい目標を持つことで、日々の生活に張り合いを持たせることができました。
新しいことに挑戦することで、気分がリフレッシュされ、未来への希望も感じられるようになりましたね。
まずは興味のあったブログ運営やオンライン学習に挑戦。
ブログでは、自分の考えを発信したり、メンタルヘルスに関する情報を共有したりしました。
また、オンラインでの学習サービスを利用して、自己啓発やスキルアップのためのコースを受講することも、気軽に続けられるリモートの活動としておすすめです。
リモートで新しいことを始めたことで、「何かを達成した」という充実感が少しずつ感じられるようになりました。
新しいことを学んだり発信することで、
「今の自分でもまだやれることがある」
と実感でき、自信にもつながりましたね。
自分のペースで無理なく挑戦できるリモート活動が、気持ちを前向きにしてくれる大きな支えになりますよ。
あえて「何もしない時間」を作る
休職中は、「何かをしなければ」と焦ってしまうこともありますが、実は心の健康を保つために、何もしない時間をあえて作ることも大切です。
私も最初は、毎日何かをしていないと不安に感じていましたが、「休むこと自体が大切な時間」と捉えることで、心の余裕を取り戻すことができました。
毎日の中で「何もしない時間」をあえて確保し、リラックスすることを意識しました。
- 音楽を聴きながらボーッとする
- ベランダで日に当たりながら深呼吸する
- 温かい飲み物をゆっくり飲む
このように何もしない時間を意識的に作ることで、「今は休んでいいんだ」と自分に許可を出せるようになったのです。
「何もしない時間」を持つことで、心が穏やかになり、次に行動するためのエネルギーが自然と湧いてきます。
また、休むことに罪悪感を抱かず、「自分の心を休ませる時間も大切」と思えるようになりました。
結果として、焦りや不安が減り、自分のペースで休むことができるようになったのです。
ブログ運営が心の支えになった理由
休職中、ブログを始めたことは私にとって大きな心の支えになりました。
自分の考えを表現したり、同じ悩みを抱える人たちとつながったりすることができ、孤独感や不安が少しずつ和らぐきっかけになったのです。
さらに、ブログを通して新たな目標が生まれ、日々の生活に張り合いが出るようにもなりました。
ここでは、ブログ運営がどのように心を支え、ポジティブな変化をもたらしたのか、具体的な理由をいくつかご紹介します。
ブログを通じて得られた気づきや効果が、同じように悩んでいる方の参考になればと思います。
ブログが心を支えた3つの理由
ブログ運営を始めてから、日々感じることや考えを自由に表現することができ、心が整理されていくのを感じました。
誰かに見てもらえる場があるだけで「自分の考えが形になっていく」という充実感が生まれ、自分を客観視する手助けにもなったのです。
ここからは、ブログを通じて感じた「自己表現が持つ効果」や、心の整理につながった具体的なエピソードについてご紹介します。
自己表現の場としてのブログ
休職中は、心の中に不安や葛藤が渦巻いていました。
何をしても気持ちが落ち着かないとき、ブログを通じて自分の考えや感じたことを言葉にすることで、少しずつ心が整理されていきました。
ブログを書く時間が、私にとって心を落ち着ける大切な自己表現の場になったのです。
考えや感情を文章にすることで、物事を客観的に見つめ直せるようになり、不安やストレスも和らぐのを感じました。
読者とのつながりや反応が励みになる
記事を投稿すると、時折読者の方から
「共感しました」
「自分も同じ悩みを抱えていました」
といったコメントが届くようになりました。
誰かとつながり、私の発信が役に立っていると感じられたことは、大きな励みに。
また、他の人の悩みに寄り添えるような記事を書こうとする中で、少しずつ前向きな気持ちも湧いてきました。
こうして「自分は一人ではない」と感じられることが、ブログを続ける原動力にもなっています。
新しい挑戦がやりがいや目標につながる
ブログ運営を続けるうちに、
「アクセス数をもっと増やしたい」
「収益化にも挑戦してみたい」
といった新しい目標が生まれました。
ブログを少しずつ育てていくことが、毎日の小さなやりがいになり、日々に充実感を感じられるようになったのです。
収益が目に見える形で少しでも入ると、
「自分の力で生きていくこともできるかもしれない」
という自信が湧き、ブログを通じて人生の新たな可能性を感じています。
ブログ運営の具体的なポジティブな効果
ブログを続ける中で、さまざまなポジティブな効果を実感できるようになりました。
ブログを通じて自分を見つめ直したり、少しずつ成果が見えることで自信が持てたりと、生活の中に前向きな気持ちが増えていったのです。
自分を見つめ直す時間になった
ブログを書くことで、自分の内面と向き合い、気持ちを整理する時間が持てました。
文章にする過程で、
「なぜこう感じたのか」
「何が不安だったのか」
を改めて考えることができ、頭の中でぼんやりしていた悩みや葛藤が少しずつ形になり、理解が深まる機会に。
そうした自己理解が深まることで、自然と不安が和らぎ、少しずつ気持ちに落ち着きを取り戻せるようになりました。
自分に自信が持てるようになった
ブログを続けていく中でアクセス数が増えたり、読者からの反応が増えたりと、少しずつ成果が見えてきました。
何かが成長していることを感じられると、自分への自信が取り戻せるようになり、
「今の自分でも、誰かのために何かを届けられる」
と思えるように。
また、収益が少しずつでも生まれるようになると、
「会社に依存しない収入源を作れるかもしれない」
と未来への希望が湧いてきました。
ブログ運営が日々の生活の中での大きな支えになったと感じています。
今後の展望
今後もブログを通じて、自分の気持ちや経験を発信し続けることで、読者にとっても「役に立つ」と思ってもらえる内容を増やしていきたいと考えています。
また、収益化も視野に入れ、ブログからの収入を安定させて、会社に頼らない生活基盤を少しずつ築いていくことも目標の一つです。
さらに、ブログの内容を工夫して、メンタルヘルスで悩む人たちが共感し、役立つ情報を得られるような場所にしたいと考えています。
これからもブログが自分の心の支えであると同時に、他の人の力にもなれるような活動を続けていきたいです。
休職期間をポジティブにとらえるための心得
休職期間は、どうしても不安や焦りが出やすく、自分を責めてしまうこともあります。
しかし、この期間は心と体を回復させ、将来に向けてエネルギーを蓄える大切な時間です。
私も当初は、
「早く復職しなければ」
「休んでいる自分は弱いのではないか」
と自分を責めることがありましたが、少しずつ考え方を変えたことで心が軽くなり、前向きに過ごせるようになりました。
ここでは、休職期間をポジティブにとらえ、心に余裕を持って過ごすための心得をご紹介します。
休職中の方にとって少しでも気持ちが軽くなり、今の時間を大切にできるヒントになれば嬉しいです。
休職は「自分をいたわる時間」と考える
休職中は、働いていない自分に罪悪感を抱いてしまうこともあります。
しかし、この期間を「自分を癒すための大切な時間」として捉えることがとても大切です。
心と体を回復させるための休養は「怠け」ではなく、健康を取り戻すための第一歩。
この期間に自分をいたわり、心身のケアに集中することで、将来の自分をしっかり支える土台ができます。
もし焦りや罪悪感が湧いてきたら、
「今は心と体を休めることが自分に必要な時間なんだ」
と自分に言い聞かせてみましょう。
また、日々の生活の中で少しでもリラックスできることを取り入れるよう心がけてみてください。
好きな音楽を聴いたり、読書でリラックスしたりといった小さな工夫が、心をいたわる時間になり、少しずつ心が穏やかになります。
他人と比べず、自分のペースで進むこと
休職中は、どうしても周りの人や働いている人と自分を比較してしまいがちです。
「自分だけが遅れているのではないか」
と焦る気持ちや、
「もっと頑張るべきだったのでは」
と自分を責める気持ちが湧いてくることもあります。
しかし、回復に必要な時間は人それぞれ。
他人と比べずに「自分のペースで進むこと」が大切です。
SNSなどで他人と比べてしまうときは、一度距離を置くのも方法の一つ。
代わりに、自分の進歩や小さな達成を記録し、日々の中で少しでも前向きに感じられることを意識してみてください。
たとえば、
「今日は外に出られた」
「自分の考えをノートに書き出せた」
といった些細なことでも、自分の成長を感じることが大切です。
自分を大切にし、自分にとっての小さな進歩を喜ぶことで、気持ちが少しずつ楽になっていきます。
少しずつ未来への準備を始める
休職期間は「回復のための時間」であると同時に、未来への準備期間としても活用できます。
心身が少しずつ落ち着いてきたら、無理のない範囲で、未来に向けた小さな準備を始めてみることもおすすめです。
焦る必要はありませんが、自分のペースで少しずつ進めることで「将来への自信」や「安心感」も生まれてきます。
例えば、転職サイトで求人を眺めて「自分に合った働き方」を探してみたり、興味のある分野のスキルをオンライン学習で少しずつ学んでみたりするのも良いでしょう。
また、簡単な目標を立ててみることで、「自分にもまだやれることがある」と前向きな気持ちが少しずつ育まれていきます。
このように、未来に向けた小さな行動が、今後の生活に希望や意欲をもたらしてくれるはずです。
まとめ:メンタルヘルスを守るために休職中に試して良かった10のこと
休職期間は、どうしても不安や焦りがつきまとうものです。
しかし、この期間を「自分を大切にするための時間」として捉えることで、少しずつ前向きに過ごせるようになると感じました。
休職中に私が実際に取り入れて効果を感じた方法をご紹介してきました。
改めてまとめると、以下の通り。
- 自分の気持ちを丁寧に記録する
- 自己分析を行い、将来のストレス対策を考える
- 求人票を眺めることで、心に余裕を持つ
- 気軽に話せる人と話す
- リラックスできる日常ルーティンを作る
- 読書で心を癒し、前向きな気持ちを得る
- 軽い運動を取り入れ、体を動かす
- 自分を褒める習慣を意識する
- リモートでできる新しいことに挑戦する
- あえて「何もしない時間」を作る
無理せずできる範囲から取り組んでみることで、心が軽くなるきっかけになると思います。
休職中に焦らず、他人と比べることなく、自分のペースで進むことがとても大切です。
少しずつ自分に合った行動や考え方を見つけ、心の負担が減っていく実感を得られれば、今後の生活にもきっと自信が生まれるはず。
そして、ブログや読書、リラックスできるルーティンを取り入れることで、「自分にもできることがある」と前向きに感じられるようになり、未来への希望も少しずつ湧いてくるでしょう。
この休職期間が、ただの「休み」ではなく、心と体をリフレッシュし、次のステップに進むための大切な時間となることを願っています。
焦らず、自分を大切にすることを最優先にして、少しずつ未来へ進むためのエネルギーを蓄えていきましょう。