適応障害で休職中に読んでよかった本7選|共感・安心できるおすすめ本を紹介

「何もしない自分って、ダメなのかな…」

そんなふうに感じて、つらくなっていませんか?

私も適応障害で休職していたとき、
毎日スマホを眺めるだけで、何もできない自分に罪悪感や焦りを感じていました。

でもある日、ふと本を開いたことで、
少しだけ心が軽くなったのを覚えています。

本を読んだからといって、すぐに気分が晴れるわけではありません。

けれど、他人の考えや体験に触れることで、
「自分だけじゃない」と思える時間がありました。

今回は、そんな私が休職中に読んで救われた本をご紹介します。

無理に全部読まなくて大丈夫。

気になる1冊だけ、そっと手に取ってみてください。

読書以外にも、休職中に心を整えるために私が実践してよかったことを、こちらの記事で紹介しています。

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癒された・共感できた本【安心感をくれた】

休職中、誰にも相談できず、

「自分だけが取り残されている気がする…」

そんなふうに感じて、つらくなることはありませんか?

私もそうでした。

でもあるとき、本の中の言葉がやさしく心に寄り添ってくれたんです。

ここでは、そんなふうに「読んでホッとできた」1冊をご紹介します。

「繊細さん」の本

こんな人に:HSP傾向があり、生きづらさを感じている人

私は昔から、まわりの空気や人の感情に敏感で、
些細なことに疲れてしまう自分を「弱い人間」だと思っていました。

でもこの本を読んで初めて、それが「繊細さん(HSP)」という性質なのだと知りました。

「自分は社会不適合者かもしれない」

とまで思っていた時期だったので、

「あ、私だけじゃないんだ」

と思えたことに、正直ほっとしたんです。

誰にも言えなかった“生きづらさ”を、
まるでそっと肯定してもらえたような気がしました。

たった1冊の本でも、「共感できる言葉」に出会えただけで、心の緊張がふっとゆるむことがあります。

気になったら、無理せず手に取ってみてくださいね。

自分の人生・働き方を考えた本【自己理解・生き方のヒント】

少し気持ちが落ち着いてくると、

「この先どう生きていけばいいんだろう?」

「本当にやりたいことって何だろう?」

と考えるようになりませんか?

私も、休職中に何度もそう思いました。

そんなときに読んで、自分の価値観や働き方を見つめ直すヒントになった本をご紹介します。

モチベーション革命

こんな人に:なんとなく働いているけど、やりがいを感じられない人

「生活費のために働くことに、意味を見いだせない」

そんな思いを抱えていたときに出会った本です。

この本を読んで、

「モチベーションの源泉は人それぞれでいい」

と気づきました。

私は「家族との時間を大切にしたい」という想いが強いタイプ。

それなら、お金や肩書きよりも、自分らしく過ごせる働き方を目指したいと思えたんです。

世界一わかりやすい「やりたいこと」の見つけ方

こんな人に:自己分析が苦手で、何がしたいか分からない人

「やりたいことを見つけなきゃ」と思うほど、焦って見えなくなる。

私もずっとそうでした。

でもこの本は、“自己分析の手順”を丁寧に示してくれるんです。

読んでいくうちに、

「無理して頑張るより、“自然にできること”を大事にしていいんだ」

と、少しずつ気持ちがラクになっていきました。

科学的な適職

こんな人に:今の仕事が合わない気がして、転職も視野に入れている人

適応障害で休職した私は、

「職場のミスマッチが原因だったのかもしれない」

と気づきました。

この本では、科学的な視点から

「自分に合った仕事の見つけ方」が紹介されています。

特に印象的だったのは、

仮説→挑戦→再検証という思考で、自分の適職に近づいていくという考え方。

失敗を恐れすぎず、小さく試していけばいいんだなと感じました。

「やりたいこと」や「向いている仕事」は、すぐに見つからなくても大丈夫。

本を通してヒントを拾いながら、少しずつ自分の道を見つけていければOKです。

仕事や働き方を見直したいと感じたら、こちらの記事もおすすめです。

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手放すことを学んだ本【心がラクになる考え方】

「もっと頑張らなきゃ」

「こんな自分じゃダメだ」

そうやって、自分を追い詰めていませんか?

でも本当は、無理をやめて「手放すこと」こそが、回復への第一歩なのかもしれません。

この章では、そんなことに気づかせてくれた本をご紹介します。

諦める力

こんな人に:頑張りすぎてしまう人、転職を迷っている人

私はずっと「努力すればなんとかなる」と思って、
自分に合わない職場でも必死に耐えていました。

でもこの本を読んで、
「諦めることは、前に進むための選択肢のひとつ」だと気づいたんです。

努力が報われないのは、自分が悪いからじゃない。

方向性が合っていないだけ。

そう思えたことで、ようやく自分を少し許せるようになりました。

心配事の9割は起こらない

こんな人に:不安で頭がいっぱいになってしまう人

私は心配性で、

いつも「明日どうしよう」「また失敗したらどうしよう」と悩んでばかりでした。

でもこの本が教えてくれたのは、

「未来を心配している間に、“今”という時間がどんどん失われている」ということ。

読んでからは、

「今できることに集中してみよう」

と少しずつ意識を変えられるようになりました。

気持ちがグルグルしてしまうとき、何度でも読み返したい1冊です。

頑張らなくても死なない(漫画)

こんな人に:他人の期待に応えすぎて、疲れてしまっている人

このタイトルを見たとき、

「今の自分に必要な言葉かもしれない」と直感で手に取りました。

漫画形式なので読みやすく、

筆者の体験に自分を重ねながら、「頑張りすぎていた自分」に気づくことができました。

「いい人でいなきゃ」「ちゃんとしてなきゃ」という思い込みが、

どれだけ自分を苦しめていたかがよく分かりました。

読んだあとは、「もうちょっと肩の力を抜いていいんだ」と思えたことを覚えています。

頑張り続けなくても、大丈夫です。

手放すことは「逃げ」ではなく、自分を守るための大切な行動です。

読書が苦手でも大丈夫。始めやすくする5つのコツ

「本を読むのが苦手で…」

「読もうと思っても、最後まで読めたことがない」

そんなふうに思っていませんか?

実は私も、休職するまではまったく読書習慣がありませんでした。

中学以来、本なんて読んでこなかった私でも、

少しの工夫で、読書を“楽しめるもの”に変えられました。

ここでは、そんな私が実践した「読書を始めるコツ」をご紹介します。

  1. 頑張って最後まで読もうとしない
  2. 漫画から始めてみる
  3. 興味のあるジャンルを選ぶ
  4. Kindle Unlimitedで気軽に試す
  5. 気になるところだけ読んでみる

頑張って最後まで読もうとしない

「せっかく買ったんだから、ちゃんと読まなきゃ」

そう思うと、読むこと自体がしんどくなってしまいます。

でも、合わない本は途中でやめて大丈夫。

今の自分に合っていないだけかもしれないし、

別のタイミングで読み直したらハマることだってあります。

読書は義務じゃなく、自分のための時間。

読みたいところだけ、気が向いたときに読めばOKです。

漫画から始めてみる

「文字ばかりの本は疲れる…」という方には、漫画がおすすめ。

私も最初は漫画形式の本から入りました。

絵があると感情移入しやすく、理解もしやすいんです。

今回紹介した『頑張らなくても死なない』のように、

深いテーマでも読みやすく伝えてくれる作品はたくさんあります。

「漫画だから」と侮らず、まずは気楽に読める本からスタートしてみましょう。

興味のあるジャンルを選ぶ

「どんな本を選べばいいのかわからない」

そんなときは、自分が今、気になっているテーマをヒントにしてみてください。

私の場合、「仕事のストレス」「生きづらさ」「自分に向いてること」など、

モヤモヤしていた悩みをキーワードにして探していました。

本屋のジャンルをざっと見たり、検索履歴を振り返ったりするのもおすすめです。

“必要な本”は、意外と自分の中にヒントがあります。

Kindle Unlimitedで気軽に試す

「お金出して読んでみて、合わなかったらもったいない…」

そんな不安がある方には、Kindle Unlimitedがぴったりです。

月額980円で、対象の本が読み放題。

私も休職中、“買い物の失敗をしたくない”不安を避けるために利用していました。

無料体験もあるので、まずは試してみるのもアリですよ。

Kindle Unlimitedはこちら

気になるところだけ読んでみる

本は最初から読まなきゃいけないもの、

…なんて決まりはありません。

私はよく、目次をパラパラ見て、気になるところだけ読むことから始めています。

特にページ数が多い本や、すでに知識があるジャンルでは、

「読みたいところだけピックアップ」する方が集中して読めます。

読み方も、自分に合った方法でいい。

“つまみ読み”でも、十分気づきや安心が得られますよ。

本を読むのが苦手でも、ちょっとした工夫で楽しめるようになります。

あなたのペースで、あなたらしい読書のスタイルを見つけていきましょう。

気になる本を1冊だけでも、そっと手に取ってみて

今はまだ、読む気になれないかもしれません。

文字を追うだけでも、疲れてしまう日もありますよね。

でも、もしこの記事の中で
「ちょっと気になるかも」と思えた本があったなら、
それは今のあなたにとって、何か意味があるのかもしれません。

無理に読もうとしなくて大丈夫。

タイトルを眺めるだけでも、サンプルだけ読むのでもOKです。

紙の本だけでなく、Kindleならスマホで気軽に読めますし、
本を開く元気がないときは、Audible(朗読)で聴くという選択肢もあります。

気になったタイミングで、あなたの方法で、そっと本と向き合ってみてください。

もし本を読む中で、「少し環境を変えたいかも」と感じたら、
私の転職活動の体験談も参考になるかもしれません。

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読むことも、休むことのひとつ。

焦らず、あなたのペースで大丈夫です。

まとめ:読むことも休むこと。あなたのペースで大丈夫

この記事では、
休職中に読んで心がラクになった本や、
読書が苦手な人でも始めやすくするコツをご紹介してきました。

本は、自分の気持ちを整理したり、
見えなかった視点に気づいたりするための、やさしいツールです。

焦って前に進もうとしなくても大丈夫。

今のあなたに必要なのは、「休むこと」と「心をいたわる時間」かもしれません。

そして、読むこともまた、
心を回復させる「休むこと」のひとつです。

この記事の中で気になる本があれば、
無理せず、あとでそっと開いてみるだけでもいいと思います。

あなたのペースで、少しずつ。

それだけで、きっと前に進んでいけます。

そして、もし少し前向きな気持ちになってきたら、
安心して相談できる転職エージェントを知っておくことも、ひとつの選択肢です。

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