「もう働きたくない」
「できれば働かずに生きていきたい」
と思ったことはありませんか?
働くことがつらくなると、仕事をせずに生活する方法がないかと考えることもあると思います。
働かずに生きるには、貯金や資産、公的支援、家族からの援助など、生活費を確保する手段が必要です。
ただし、長期間にわたって働かずに暮らすのは、簡単なことではありません。
一方で、完全に働かないことだけが選択肢ではありません。
生活費を見直したり、自分に合った働き方に変えたりすることで、働く負担を減らせる可能性もあります。
私自身、適応障害で休職した経験があり、その後、転職によって働く環境を変えてきました。
この記事では、
- 働かずに生きるための現実的な選択肢
- 必要なお金
- 働きたくないときに考えたい働き方
について、私の経験も交えながら解説します。
働かずに生きる方法はある?現実的な4つの選択肢
働かずに生きる方法はありますが、生活費をどのように確保するかが重要です。
たとえば、公的支援を利用する、貯金を取り崩す、家族から支援を受ける、生活費を減らすといった方法が考えられます。
ただし、それぞれに条件や制約があり、誰でも長期間働かずに生活できるわけではありません。
ここでは、働かずに生活するために考えられる4つの選択肢を紹介します。
公的支援を利用して生活する
病気や心身の不調などで働くことが難しく、生活費を確保できない場合は、公的支援を利用できる可能性があります。
代表的な制度のひとつが生活保護です。
生活保護は、資産や収入などを活用しても、世帯の収入が国の定める最低生活費に満たない場合などに、必要な保護を受けられる制度です。
利用できるかどうかは、世帯の状況などを踏まえて判断されます。
また、病気などで働けなくなった場合は、加入している健康保険や障害の状態などによって、傷病手当金や障害年金を利用できる可能性もあります。
それぞれ対象となる条件が異なるため、自分の状況に合った制度を確認することが大切です。
生活費が足りない場合や、働くことが難しく今後の生活に不安がある場合は、住んでいる自治体の福祉窓口などに相談してみましょう。
公的支援は、誰でも自由に選べる生活手段というわけではありません。
しかし、生活が苦しいときに、一人で抱え込まずに利用を検討できる選択肢です。
貯金や資産運用で生活する
十分な貯金があれば、仕事を辞めたあとも、貯金を取り崩しながら生活できます。
また、株式や投資信託などの資産運用によって得られる利益を、生活費の一部に充てる方法もあります。
ただし、貯金を取り崩す方法と、資産運用による収入で暮らす方法は異なります。
貯金を取り崩す場合、収入がなければ資産は基本的に減っていきます。
一方、資産運用には利益を得られる可能性があるものの、損失が発生して資産が減るリスクもあります。
運用益だけで生活費をまかなえる保証もありません。
働かずに資産で生活する方法として知られているのが、FIREです。
FIREは、資産運用などを活用して、仕事による収入に頼らず生活することを目指す考え方です。
ただし、実現にはまとまった資産が必要です。
必要な金額は、毎月の生活費や年齢、資産運用の状況などによって変わります。
そのため、貯金や資産運用で生活することを考えるなら、仕事を辞める前に、生活費と資産のバランスを確認しておく必要があります。
実家やパートナーなどの支援を受ける
実家で暮らして家賃や食費を抑えたり、パートナーや家族に生活費を支援してもらったりする方法もあります。
自分で生活費のすべてを負担しなくてよければ、働かずに過ごせる期間を確保できる可能性があります。
心身の不調などで仕事を続けることが難しい場合にも、生活を立て直すための選択肢になり得ます。
ただし、この方法は支援する側の経済状況や、家族との関係性に左右されます。
支援が長期間続くとは限らず、相手にも生活や将来の計画があります。
また、生活費を負担してもらうことに気兼ねしたり、経済的に自立できないことに不安を感じたりする人もいるでしょう。
家族などの支援を受ける場合は、どの程度の支援が可能なのか、いつまで続けられそうなのかを話し合っておくことが大切です。
生活費を減らして、少ない収入で暮らす
働かずに生活するための資金を確保するのが難しい場合は、生活費そのものを減らす方法もあります。
たとえば、次のような見直しが考えられます。
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家賃の安い住居に引っ越す
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スマートフォンやインターネットなどの固定費を見直す
-
利用頻度の低いサブスクリプションを解約する
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外食や買い物などの支出を見直す
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必要以上に物を持たず、維持費を抑える
こうした工夫によって毎月の支出を減らせれば、生活に必要な収入も少なくできます。
たとえば、毎月の生活費が15万円の場合と10万円の場合では、年間で必要になる金額に60万円の差が生まれます。
ただし、生活費を減らすだけで収入が不要になるわけではありません。
家賃や食費を削りすぎると、生活の質や健康に影響する可能性もあります。
大切なのは、必要な支出まで無理に削ることではなく、自分にとって必要な生活水準を考え、無理なく続けられる範囲で支出を見直すことです。
また、完全に働かないことが難しくても、生活費を抑えながら少ない時間だけ働くなど、必要な収入を減らす方向で考えることもできます。
働かずに生きるにはいくら必要?生活費から考える
働かずに生きるために必要なお金は、毎月の生活費や、仕事をしない期間によって変わります。
たとえば、毎月10万円で暮らす場合と15万円で暮らす場合では、長期間になるほど必要な金額に大きな差が生まれます。
まずは、自分が生活するために毎月いくら必要なのかを把握し、働かずに暮らすための資金を考えてみましょう。
毎月の生活費と、必要な資金を計算する
働かずに生活するために必要な金額を考えるには、毎月の生活費をもとに試算すると分かりやすくなります。
たとえば、毎月の生活費を10万円または15万円と仮定した場合、必要な金額は次のとおりです。
|
働かずに暮らす期間 |
月10万円の場合 |
月15万円の場合 |
|---|---|---|
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1年間 |
120万円 |
180万円 |
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10年間 |
1,200万円 |
1,800万円 |
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20年間 |
2,400万円 |
3,600万円 |
|
30年間 |
3,600万円 |
5,400万円 |
※生活費だけを単純計算した金額です。税金や社会保険料、医療費、臨時の出費、物価上昇などは含めていません。
このように、月々の生活費が少なくても、働かない期間が長くなるほど多くの資金が必要になります。
ただし、月10万円や15万円で生活できるかどうかは、住居費や家族構成、住んでいる地域などによって異なります。
公的支援や家族からの援助を利用できる場合も、必要な資金は変わります。
表はあくまで生活費だけを単純計算した目安として、自分の支出や将来の出費を踏まえて考えましょう。
貯金だけで一生暮らすのが難しい理由
十分な貯金があれば、仕事を辞めて生活することは可能です。
しかし、貯金だけで一生暮らすことは簡単ではありません。
主な理由は3つあります。
長期間の生活費が必要になるから
何十年も働かずに暮らす場合、その期間に必要な生活費を用意しなければなりません。
想定より長く生活することになれば、必要な資金も増えます。
予想外の出費や物価上昇があるから
病気やけが、住宅の修繕などで、まとまったお金が必要になることがあります。
また、物価が上がれば、同じ生活を続けるためにも以前より多くのお金が必要になる可能性があります。
資産運用にもリスクがあるから
資産運用で生活費を補う方法もありますが、必ず利益が出るわけではありません。
相場の変動などによって資産が減り、想定していた生活設計が難しくなる可能性もあります。
このように、貯金だけで長期間生活するには、将来の出費や資産が減るリスクも考える必要があります。
十分な資産がない場合は、生活費を抑えたり、自分に合った働き方で収入を得たりする方法も検討してみましょう。
働きたくないときは、無理なく働く選択肢も考える
働かずに生きるためには、十分な資産や継続的な支援などが必要になる場合があります。
そのため、すぐに仕事を辞めることが難しい人もいるでしょう。
そんなときは、完全に働かないことだけを目指すのではなく、生活に必要な収入を確保しながら、仕事の負担を減らす方法も考えてみてください。
今の仕事を無理に続けるか、完全に働くことをやめるか。
その二択だけで考える必要はありません。
働きたくない理由を整理する
まずは、自分がなぜ働きたくないと感じているのかを整理してみましょう。
たとえば、次のような理由が考えられます。
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仕事内容に興味が持てず、仕事が苦痛に感じる
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職場の人間関係に疲れている
-
通勤や満員電車がストレスになっている
-
残業が多く、自由な時間がない
-
責任が重く、精神的な負担が大きい
働きたくない理由は、人によって異なります。
仕事そのものが合っていない場合もあれば、仕事内容には問題がなくても、人間関係や労働時間などの職場環境が負担になっている場合もあります。
この違いを整理せずに仕事を辞めても、転職先で同じような悩みを抱える可能性があります。
たとえば、人間関係が負担になっているなら、仕事内容を大きく変えるよりも、人との関わり方や職場環境を見直すほうが、自分に合った解決策を見つけやすいかもしれません。
まずは、何がつらいのか、どのような状況なら負担が少なくなるのかを考えてみましょう。
ただし、心身の不調が強く、働くこと自体が難しい場合は、無理に働き方を変えようとせず、医療機関や相談窓口などに相談することも大切です。
仕事から離れて休んでいるものの、何をして過ごせばいいのか分からない方もいると思います。
私が休職中にどのように過ごしていたのか、休職中の過ごし方については、こちらの記事で紹介しています。
>> 休職中の過ごし方がわからない人へ|何もしなくていい?後悔しない過ごし方を体験談から解説
自分に合った働き方や環境を探す
働きたくない理由が分かってきたら、その負担を減らせる働き方や職場環境を探してみましょう。
たとえば、次のような選択肢があります。
通勤が負担なら、在宅勤務を検討する
通勤時間や満員電車のストレスを減らせる可能性があります。
ただし、在宅勤務でも仕事上のストレスがなくなるわけではありません。
人との関わりが負担なら、接客の少ない仕事を探す
顧客対応や対面でのやり取りが少ない仕事を選ぶことで、対人関係の負担を減らせる場合があります。
ただし、どの仕事でも一定のコミュニケーションは必要です。
労働時間が負担なら、短時間勤務を検討する
パートタイム勤務や時短勤務など、働く時間を減らす方法もあります。
ただし、収入も減る可能性があるため、生活費とのバランスを考える必要があります。
今の職場が合わないなら、異動や転職を検討する
仕事内容や人間関係、勤務条件などを見直すことで、今より働きやすい環境を見つけられる可能性があります。
もちろん、これらの働き方が誰にでも合うわけではありません。
在宅勤務でも孤独を感じる人はいますし、人との関わりが少ない仕事でも、別のストレスを感じることがあります。
大切なのは、一般的に楽だといわれる仕事を探すことではなく、自分にとって負担になることを避けられる環境を選ぶことです。
私自身も、働くこと自体をやめるのではなく、自分に合った環境で働くことを考え、転職しました。
次に、その経験を紹介します。
【実体験】私が働く負担を減らすために変えたこと
私は適応障害で休職した後、復職や異動を経験し、最終的に転職によって働く環境を変えました。
その経験から、自分にとって何が負担なのかを整理し、働き方を見直すことの大切さを感じています。
自分にとって何が負担なのかを整理した
適応障害で休職した経験を通じて、私は仕事内容だけでなく、働く環境も自分に大きく影響していることに気づきました。
特に負担に感じていたのは、人と直接関わることや、通勤のために外出することです。
もちろん、当時の不調にはさまざまな要因があり、ひとつの原因だけで説明できるわけではありません。
ただ、自分がどのような場面で負担を感じるのかを振り返ったことで、今後の働き方を考えるきっかけになりました。
未経験の仕事に転職し、働く環境を変えた
その後、私は未経験からエンジニアに転職し、リモートワークができる会社で働くようになりました。
転職によって仕事内容は変わりましたが、私にとって大きかったのは、通勤せずに自宅で働けるようになったことです。
以前よりも人と直接顔を合わせる機会が減り、通勤による負担もなくなりました。
その結果、以前の職場にいた頃と比べて、働くことへの負担が軽くなったと感じています。
現在もリモートワークを続けており、転職してから約4年が経ちました。
ただし、在宅勤務であれば誰でも働きやすくなるとは限りません。
私の場合は、自分が負担に感じていたことと、リモートワークという働き方が合っていたのだと思います。
会社以外の収入源についても考え始めた
リモートワークによって働きやすくなった一方で、将来への不安がなくなったわけではありません。
会社の方針が変われば、今のように在宅で働き続けられるとは限らないからです。
そこで私は、会社からの給料だけに頼らない生活を目指し、ブログにも取り組むようになりました。
現時点で、ブログだけで生活できるほどの収入があるわけではありません。
それでも、会社以外の収入源を持つ可能性を探ることは、将来の選択肢を増やすための取り組みだと考えています。
私の経験から感じたのは、働くことがつらいとき、必ずしも仕事そのものをやめる必要はないということです。
自分に合わない環境を見直すことで、働く負担を減らせる場合もあります。
今の仕事を続けるのがつらいと感じているなら、無理に我慢し続けるのではなく、自分に合った働き方や環境を考えることから始めてみてください。
まとめ|働かずに生きる現実を知り、自分に合う選択肢を考えよう
働かずに生きる方法には、
- 公的支援を利用する
- 貯金や資産運用で生活する
- 家族などから支援を受ける
といった選択肢があります。
ただし、長期間働かずに暮らすには、十分な資産や継続的な支援などが必要になる場合があります。
生活費や将来の支出も考えると、誰もが実現できるわけではありません。
そのため、完全に働かないことだけを目指すのではなく、生活費を見直して必要な収入を減らしたり、自分に合った働き方に変えたりすることも考えてみてください。
私自身も、適応障害で休職した経験を経て、転職によって働く環境を変えました。
リモートワークが自分に合っていたことで、以前よりも働く負担が軽くなったと感じています。
働きたくないと感じる理由は、人によって違います。
まずは何が負担になっているのかを整理し、自分に合う選択肢を探してみましょう。
無理に働き続けることだけが正解ではありません。
働かずに生きる方法を考えると同時に、自分に合った環境で無理なく生活を続ける方法も考えてみてください。