「ブログのタグって設定した方がいいの?」
と疑問に思いますよね。
私も最初はわからず、適当にタグをつけていました。
結論、ブログ初期はタグをつける必要はありません。
記事数が少ないと、タグをつけるメリットが少ないからです。
本記事の内容
- タグをつける目的
- タグをつけるときのポイント
- タグとSEOの関係
- タグの設定方法
記事の信頼性
ブログ歴は4年で、自分の経験をもとにブログ運営について情報を発信しています。
本記事では、ブログでタグをつける効果やタグ名の決め方を説明。
本記事を読めば、今のブログにタグをつける必要があるのか判断することができますよ。
ブログ記事のタグとは?
ブログのタグとは、記事にキーワードを設定して分類すること。
タグをつけることで、ユーザーは知りたい情報を探しやすくなります。
タグとカテゴリーの違い
ブログ記事を分類する方法には、タグ以外にカテゴリーがあります。
カテゴリーとは、記事の内容ごとに分類するもの。
カテゴリーはファイル、タグは付箋というイメージを持つとわかりやすいですよ。
タグとカテゴリーの具体的な違いは以下の通り。
タグ | カテゴリー | |
階層構造 | × | 〇 |
記事あたりの設定数 | 複数可 | 一つのみ |
分類範囲 | 狭い | 広い |
SEO効果 | △ | ○ |
カテゴリーの大きな特徴は、階層構造を持てるという点。
階層構造で記事を分類することで、ブログ全体が整理され、ユーザーや検索エンジンが情報を見つけやすくなります。
一方タグは、階層構造を持ちませんが一つの記事に対して複数付けることが特徴。
カテゴリーを横断して付けられるので、カテゴリーが別でも共通するキーワードを持つ記事をつなぐことが可能です。
タグの表示場所
タグが表示される場所は、使用しているWordPressテーマによって変わります。
大抵、記事の最初か最後に表示されることが多いです。
例えば、本ブログは「THE THOR」というテーマを使っていますが、PC画面では左上にタグが表示されていますね。
HTMLタグとの違い
ブログで「タグ」と言うと、タグ機能以外に「HTMLタグ」が存在します。
HTMLタグとは、テキストに意味を与えるための目印のこと。
HTMLタグには、以下のようなものがあります。
- hタグ:見出し
- pタグ:段落
- brタグ:改行
- aタグ:リンク
上記のようなHTMLタグを使うことで、Googleの検索エンジンに記事の内容を正しく伝えることができます。
ブログ記事にタグをつけるメリット
ブログ記事にタグをつけるメリットはこちら。
- 関連記事が探しやすくなる
- 回遊率が高くなる
関連記事が探しやすくなる
タグをつけることで、タグ一覧ページが作成されます。
ブログにタグ一覧ページがあると、ユーザーはキーワードに関連する記事を探しやすくなりますよ。
例えば、グルメについて紹介する記事に「激辛」というタグがついていれば、
激辛料理を知りたい人が激辛にかんする他の記事を探しやすいですよね。
ユーザーが気になる情報をすぐに得るためには、タグをつけることが効果的です。
回遊率が高くなる
ブログ記事にタグをつけると、回遊率が高くなる可能性があります。
回遊率とは、一回の訪問でユーザーが記事を読んでくれたのかを表す指標のこと。
タグを設定することで、ユーザーは興味のあるキーワードに関連する記事を複数読んでくれる可能性が上がります。
タグの設定に向いていないブログの特徴
タグはユーザーにとって便利ですが、設定は必須ではあません。
特に以下に当てはまる場合は、無理してタグをつけなくても大丈夫です。
- 雑記ブログを運営している
- ブログを始めたばかり
雑記ブログを運営している
雑記ブログを運営している人は、タグを無理してつける必要はありません。
雑記ブログは、複数のジャンルについて記事を執筆します。
そのため、特定のキーワードで記事同士を関連づけることが難しいです。
ブログを始めたばかり
ブログを始めたばかりの頃は、タグを設定する必要はありません。
ブログ初期にタグを付けても、タグページに表示される関連記事が少ないので、分類する意味がないです。
むしろ、Googleの検索エンジンに「コンテンツが少ない」と判断される可能性があります。
そのため、ブログを始めたばかりで記事数が少ないときはタグ付けは不要です。
タグをつけるとSEOに効果はある?
結論から言うと、タグの設定が直接的にSEO効果は期待できません。
Google の検索エンジンは、わかりやすいサイト構造を作ることで投稿記事を認識しやすくなり、早く検索ページに表示させます。
しかし、タグは階層構造を持ちません。
そのため、タグをつけて記事を分類してもSEO対策に直接的な効果は期待できないでしょう。
一方で、カテゴリーは階層構造を持つので、Googleの検索エンジンにサイト構成をわかりやすく伝えることができます。
SEO対策を狙うなら、タグよりもカテゴリーでわかりやすく分類することを優先しましょう。
間接的にSEO対策への効果はある
タグを設定しても直接的なSEO効果は期待できません。
しかし、タグを設定することで、SEOに間接的な影響を与える可能性はあります。
ブログ記事にタグを設定すると、以下のような効果が期待できます。
- ブログの利便性が向上
- 回遊率が高くなる
Googleはユーザーファーストを掲げているので、ユーザーにとって利便性の高いブログを運営すれば高評価を受ける可能性があります。
また、タグによって回遊率が高くなり、PV数やユーザーがブログに滞在する時間が伸びれば、
「価値のある情報を提供しているブログ」
と評価される可能性が上がりますよ。
このように、タグの設定が間接的にSEO対策につながります。
ブログ記事にタグをつけるときのポイント
ブログ記事にタグをつけるときのポイントはこちら。
- タグは一記事あたり3個程度
- 記事内容を表す重要なキーワードをつける
- 多くの記事と関連付けられるキーワードをつける
- 同じ意味のタグはつけない
- カテゴリー名と同じタグ名をつけない
- 記事数が少ないタグページをnoindexにする
タグは一記事あたり3個程度
一記事あたりにつけるタグは、3個程度にしましょう。
タグをたくさんつけると、記事内容が伝わりづらく、ユーザーは知りたい情報が載っている記事を探しづらくなります。
例えば、本記事に
「タグ」「カテゴリー」「SEO」「WordPress」「THE THOR」「初心者」
のようなタグがついていたら、ユーザーからすると
「この記事って何について書かれているんだろう?」
と思いますよね。
知りたい情報が簡単に手に入らなければ、ユーザーはブログから離脱してしまいます。
そのため、タグをつけ過ぎないように気をつけましょう。
記事内容を表す重要なキーワードをつける
タグにするキーワードは、記事の中で外せないような重要な言葉を選びましょう。
記事に深く関係するキーワードを選ぶことで、関連性の高い記事同士を繋ぐことができます。
例えば、初心者向けに書いている記事であれば、「初心者」というタグをつけると、他の初心者向けの記事と関連付けることができますよね。
タグで関連性の高い記事を分類することができれば、ユーザーの求める記事を提供しやすくなり回遊率アップにつながります。
そのため、記事内容を説明する上で欠かせないような重要なキーワードをタグに設定しましょう。
多くの記事と関連付けられるキーワードをつける
タグは多くの記事と関連づけられるキーワードを設定しましょう。
関連記事が少ないキーワードを選ぶと、記事が少ないタグページが作成され、Googleの検索エンジンから低評価を受ける可能性があります。
例えば、「初心者」というタグに紐づく記事が一つしかない場合、タグページに表示される記事は一つだけです。
ユーザー目線からしても、関連する記事が少ないと検索する意味がないですよね。
検索エンジンから低評価を受けると、ブログ全体の評価が低下する可能性があります。
そのため、関連記事が少ないタグは付けないようにしましょう。
同じ意味のタグはつけない
同じ意味のタグを複数付けないようにしましょう。
同じ意味のタグをつけると、ユーザーが混乱するだけでなく、似たタグページが作成され重複コンテンツと判断される可能性があります。
例えば、「簡単」、「シンプル」、「単純」、「わかりやすい」
これらの言葉は、同じ意味ですよね。
混乱するようなタグをつけると、ユーザーは関連記事にアクセスしなくなる可能性が高いです。
また、検索エンジンに重複コンテンツと認識されると、ブログの評価が下がることにつながります。
そのため、タグは同じ意味のキーワードを付けないようにしましょう。
カテゴリー名と同じタグ名をつけない
タグを作るときは、カテゴリー名と同じキーワードを設定しないようにしましょう。
カテゴリー名と同じタグ名を設定すると、タグで分類する意味がなくなります。
例えば、「ブログ」というカテゴリーの記事に「ブログ」というタグを付けても、
すでにカテゴリーで分類できているので、同じ分類ができるだけです。
タグはカテゴリーを横断して記事を分類できることに意味があります。
カテゴリー名とは別の詳細なキーワードをタグに設定しましょう。
記事数が少ないタグページをnoindexにする
ブログの記事が少ないときは、タグページをnoindexに設定しましょう。
noindexとは、任意のページを検索結果に表示させないようにする設定のこと。
タグページをnoindexに設定することで、タグに関連する記事が少なくてもGoogleから低評価されることを避けることができます。
頑張って記事を投稿しても、タグページで評価を下げるのはもったいないです。
そのため、記事数が充実していないタグページはnoindexに設定しておきましょう。
WordPressブログでタグを設定する方法
WordPressブログでタグを設定する方法を紹介します。
- 記事にタグをつける方法
- タグを編集する方法
- タグを削除する方法
記事にタグをつける方法
記事にタグをつける方法は三通りあります。
- 「タグメニュー」から設定する
- 「投稿ページ」から設定する
- 「投稿一覧」から設定する
「タグメニュー」から設定する
「タグメニュー」から設定する手順はこちら。
- ダッシュボードの投稿から、「タグ」をクリック
- 名前とスラッグを入力
- 「新規タグを追加」をクリック
ダッシュボードの投稿から、「タグ」をクリックします。
タグのメニュー画面に遷移したら、名前とスラッグを入力しましょう。
各項目の内容はこちら。
- 名前:タグ名
- スラッグ:タグ一覧ページのURL
説明は空欄でOKです。
入力が完了したら、新規タグを追加をクリックして完了になります。
「投稿ページ」から設定する
- ダッシュボードの投稿から、「記事一覧」をクリック
- 任意の記事を選択
- サイドバーのタグに「タグ名」を入力
- 追加ボタンをクリック
ダッシュボードの投稿から、「記事一覧」をクリックします。
一覧画面に遷移したら、タグをつけたい記事を選択しましょう。
記事の編集画面を開いたら、サイドバーのタグに「タグ名」を入力します。
タグ名を入力したら、追加ボタンをクリックすれば完了です。
「投稿一覧」から設定する
「投稿一覧」から設定する方法はこちら。
- ダッシュボードの投稿から、「記事一覧」をクリック
- 任意の記事の「クイック編集」をクリック
- タグ欄にタグ名を入力
- 更新をクリック
ダッシュボードの投稿から、「記事一覧」をクリックします。
一覧画面に遷移したら、タグをつけたい記事のクイック編集をクリックしましょう。
クイック編集画面を開いたら、タグ欄に「タグ名」を入力します。
タグを複数設定したい場合は、カンマで区切って書きましょう。
タグ名を入力したら、更新ボタンをクリックすれば完了です。
タグを編集する方法
タグを編集する方法はこちら。
- ダッシュボードの投稿から、「タグ」をクリック
- 編集したいタグの「クイック編集」をクリック
- 名前とスラッグを編集
- 「タグを更新」をクリック
ダッシュボードの投稿から、タグをクリックしましょう。
タグページに移動したら、編集したいタグの「クイック編集」をクリックします。
名前とスラッグを編集したら、「タグを更新」をクリックすれば完了です。
名前とスラッグ以外の詳細設定を変更したい場合、編集したいタグの「編集」から行いましょう。
タグを削除する方法
タグを削除する方法はこちら。
- ダッシュボードの投稿から、「タグ」をクリック
- 削除したいタグの「削除」をクリック
ダッシュボードの投稿から、タグをクリックしましょう。
タグページに移動したら、削除したいタグの「削除」をクリックします。
「本当に実行しますか?」というメッセージが出るので、「OK」をクリックすれば完了です。
また、チェックを入れれば、複数のタグを一括で削除することが可能ですよ。
まとめ:タグ機能はブログの利便性向上が目的
本記事では、
「ブログのタグって設定した方がいいの?」
という悩みについて、タグをつけるメリットから設定方法まで解説しました。
改めて内容を整理するとこちら。
ブログ記事にタグをつけるメリット
- 関連記事が探しやすくなる
- PV数が伸びやすい
ブログ記事にタグをつけるときのポイント
- タグは一記事あたり3個程度
- 記事内容を表す重要なキーワードをつける
- 多くの記事と関連付けられるキーワードをつける
- 同じ意味のタグはつけない
- カテゴリー名と同じタグ名をつけない
- 記事数が少ないタグページをnoindexにする
タグをつければ、ブログの利便性が向上します。
ただし、SEO対策の効果は薄いです。
まずは、タグよりカテゴリーで分類することを優先しましょう。