適応障害で休職中、あるいは休職から復職したばかりのあなたへ。
「このまま今の職場に戻るのは難しいかも…」
「でも転職って、どうやって進めればいいの?」
私もまさに同じように悩んでいました。
転職エージェントに相談すべきなのか?
それとも転職サイトで自分で進めるべきなのか?
この記事では、
- 適応障害で休職した私が実際に経験した転職活動の流れ
- 転職エージェントと転職サイトの違い
- それぞれの向き・不向き
についてお伝えします。
「今の自分に合う方法で転職を進めたい」
そんな方に向けて、リアルな体験と選び方のヒントをまとめました。
結論|どちらにもメリットがある。大事なのは「自分に合っているか」
「転職エージェントと転職サイト、どっちを使えばいいの?」
適応障害で休職しているとき、私も同じように悩みました。
結論から言うと、どちらにもメリットがあり、どちらが正解ということはありません。
大切なのは、「今の自分に合っているかどうか」で判断することです。
まずは「どちらが正解か」ではなく「どちらが自分に合うか」で考える
転職活動において、「この方法じゃなきゃダメ」というものはありません。
特に、適応障害で休職しているときは、体調や気力が不安定なこともあると思います。
だからこそ、
- 自分のペースで動ける方法か?
- サポートがあったほうが安心できるか?
- できるだけストレスを減らせるか?
といった「自分軸」で選ぶことが大切です。
私が体験して感じたそれぞれの良さ
実際に私は、エージェントを使った転職活動と、自力での転職活動の両方を経験しました。
それぞれの良さを簡単に挙げると、以下のような違いがありました。
転職エージェントの良さ
- 書類の添削や面接対策をしてくれて心強い
- 条件に合う求人を探してくれるので手間が省ける
- 客観的なアドバイスがもらえる
転職サイトの良さ
- 自分のペースで進められるのでプレッシャーが少ない
- 興味のある企業にだけ応募できる
- 企業と直接やり取りができ、ミスマッチが減る
エージェントは「伴走者」的な安心感があり、転職サイトは「自由度の高さ」が魅力でした。
最初は転職エージェント→合わなければ転職サイトという選び方もアリ
もし迷っているなら、まずは転職エージェントを利用してみるのも一つの方法です。
「なんとなく合わないな」
と感じたら、転職サイトに切り替えてもOK。
どちらかに決めて動くより、「合うほうを探す」という気持ちで試してみるのがオススメです。
大事なのは、完璧な選択をすることではなく、「今の自分に無理のないやり方」で一歩踏み出すこと。
そうすれば、適応障害で休職中でも、転職活動は少しずつ前に進められます。
転職エージェントの選び方や体験談については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「適応障害で休職中だけど、転職できるのかな……」 「転職エージェントに相談したら、ちゃんと対応してもらえる?」 「病歴のこと、どこまで話せばいいんだろう……」 そんな不安や疑問を抱えている方は少なくないと思います。 […]
転職エージェントの特徴と向いている人
転職活動とひと口に言っても、その進め方は人それぞれ。
ここでは、私自身の経験もふまえながら、転職エージェントの特徴と「どんな人に向いているのか?」を詳しくお伝えします。
特に、適応障害で休職している方が安心して利用できる理由や、注意点についても触れていきますね。
転職エージェントってどんなサービス?
転職エージェントとは、専任の担当者がついて、転職活動をサポートしてくれる無料のサービスです。
求人紹介だけでなく、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、企業との日程調整や条件交渉まで代行してくれます。
自分一人で進める転職サイトとは違い、プロに相談しながら進められるのが最大の特徴です。
特に、適応障害で休職していて、
「体力や気力が落ちている」
「一人で進めるのが不安」
という場合には、心強い味方になります。
私が転職エージェントを使って良かったこと
私も実際に、適応障害で休職中に転職エージェントを利用しました。
そのときに「使ってよかった」と感じた点がいくつかあります。
応募書類の添削が心強かった
文章を考えるのがしんどい時期だったので、内容を整理してもらえるのはとても助かりました。
面接前にアドバイスをもらえた
「どう伝えればいいか」
「休職について聞かれたらどう答えるか」
など、事前に対策ができたのは大きかったです。
体調や希望条件について相談できた
「残業が少ない職場がいい」
「人との関わりが少ない仕事がいい」
といったことも、正直に話せました。
エージェントは、転職活動の「相談相手」として寄り添ってくれた存在でした。
転職エージェントを使うときの注意点
ただし、転職エージェントにもデメリットはあります。
実際に私も「ちょっと合わないかも…」と感じる場面がありました。
- 担当者との相性によって、満足度が大きく変わる
- 希望と違う求人をゴリ押しされることがある
- とにかく転職を急かされて、プレッシャーになる場合がある
そんなときは、担当者の変更や別のエージェントの利用で対応できます。
私は担当者を変更してもらったことで、自分のペースに合わせてくれる方に出会えました。
エージェントは「選べるサービス」なので、無理に合わせる必要はありません。
自分に合った担当者を見つけて、安心して転職活動を進めましょう。
面談での準備ポイントや注意点については、こちらで解説しています。
適応障害で休職中、転職活動を始めようとしたとき、 「転職エージェントとの面談、正直ちょっと不安…」 と思いませんか? 私もまさに同じ気持ちでした。 「休職していることを伝えて大丈夫?」 「うまく話せるかな…?」[…]
こんな人は転職エージェント向き!
転職エージェントは、以下のような人に向いています。
- 転職活動が初めて、または久しぶりで進め方がわからない
- 書類の書き方や面接の受け答えに不安がある
- 条件交渉やスケジュール調整を任せたい
- 一人での活動だと不安やプレッシャーが強くなる
- 体調を優先しながら、無理なく転職活動をしたい
「誰かに頼れる安心感がほしい」
「転職を一人で抱えたくない」
という方には、エージェントはおすすめです。
転職サイトの特徴と向いている人
転職サイトを使った転職は、エージェントを介さず、自分で求人を探して応募するスタイルです。
私は実際にこの方法で転職を成功させました。
自分の体調や気持ちに合わせて無理なく活動できたのは、この「転職サイト」を使った方法だったからこそだと思っています。
転職サイトを使った転職とは?
転職サイトを使った転職とは、dodaやリクナビNEXT、マイナビ転職などの求人サイトに登録し、掲載されている求人に自分で応募する方法です。
企業とのやり取り(書類提出・日程調整・内定後の条件交渉など)もすべて自分で進める必要がありますが、その分、自由度が高いのが魅力。
私が転職サイトを使って良かったこと
転職サイトには、エージェントを通さないからこそ得られるメリットがあります。
私が実際に使ってみて「これは良かった」と感じた点は、以下のようなものです。
自分のペースで進められる
面談や電話対応のスケジュールに縛られず、自分のタイミングで求人を見て応募できます。
気になる企業にすぐ応募できる
エージェントを介さず、良い求人を見つけたらすぐに応募できるため、スピーディーな対応が可能です。
余計なストレスが少ない
エージェントに急かされたり、希望と違う求人を紹介されたりするストレスがなく、自分主導で転職活動を進められます。
転職サイトを使うときの注意点
一方で、転職サイトを使う場合には注意点もあります。
私が実際に感じた「不便さ」や「不安に思ったこと」は、次のような点でした。
サポートが受けられない
書類添削や面接対策、企業への条件交渉などはすべて自分で行う必要があります。
転職活動に不慣れだと不安もある
初めての転職だと、「どう書類をまとめればいいのか」「面接で何を話すべきか」など迷うことが多くなります。
体調が悪化しやすい時期には負担になることも
すべて自分で進める必要がある分、体調や気力に波がある時期は、計画的に動くのが難しい場合も。
こんな人は転職サイト向き!
ここまで紹介してきた特徴をふまえると、転職サイトを使った転職は、次のような人に向いています。
- 自分のペースで、マイペースに活動したい人
- 書類作成や面接にある程度の自信がある人
- エージェントとのやり取りがストレスに感じる人
- 応募したい企業や業界がすでに決まっている人
実体験|私が転職エージェントではなく転職サイトで転職できた理由
私は最初、転職エージェントを使って転職しようと考えていました。
「自分だけで進めるのは不安」
「プロに相談したい」
という気持ちがあったからです。
でも、最終的に選んだのは、転職サイトを使った転職でした。
ここでは、その経緯と、なぜ転職サイトを選んだのかをお話しします。
最初に転職エージェントを選んだ理由
私が転職エージェントを使おうと思ったのは、次のような理由からでした。
- 転職活動の進め方がわからず、誰かに相談したかった
- 面接や書類に不安があり、プロのサポートを受けたかった
- 非公開求人に興味があった
実際にエージェントとの面談を受けてみると、書類の添削や求人紹介など、しっかりとサポートしてもらえました。
「やっぱりプロに相談してよかった」
と感じたのを覚えています。
転職活動中に感じたギャップや違和感
ところが、エージェントを使っていく中で、いくつかの「違和感」を覚えるようになりました。
- 希望と違う求人をすすめられる
- 営業系など、自分に合わない職種ばかり紹介される
- 転職を急かされるような雰囲気がある
「これは本当に自分のための転職なのか?」
と疑問に思い始めたんです。
また、エージェントを介すことで企業との距離感ができてしまい、細かい希望や条件が伝わりにくいと感じる場面もありました。
転職エージェント利用時の体験談は、こちらの記事をご覧ください。
「適応障害で休職しているけど、このまま今の職場に戻るのは正直つらい……」 「でも、休職中の自分が転職活動なんてしていいの?」 「そもそも、転職エージェントって利用できるの?」 そんな悩みや不安を抱えている方も多いのではない[…]
転職サイトに切り替えた理由
そこで私は、転職エージェントをやめて、転職サイトでの応募に切り替えることにしました。
自分で求人を探し、自分のペースで応募できるほうが、当時の自分には合っていたからです。
転職サイトに切り替えて良かった点は…
- リモート勤務など、自分の条件に合う求人を自分で選べた
- 企業との直接やり取りができ、働き方の相談がしやすかった
- 焦らず、納得のいく求人をじっくり探せた
「自分に合う働き方を自分で探す」ことで、納得感のある転職ができました。
適応障害の休職を経て、転職を成功させたときの体験談は、以下の記事で詳しく解説しています。
「適応障害があっても、転職ってできるのかな…?」 「一度休職した自分でも、ちゃんと働ける場所ってあるんだろうか…」 私もかつて、そんな不安を抱えながら転職活動をしていました。 実は私は、これまでに3回の転職活動を経験してい[…]
最終的に私は、転職サイトを使って応募した企業から内定をもらい、転職に成功しました。
今はリモート中心の働き方で、ストレスも少なく、無理なく働けています。
あのとき、エージェントに頼るのではなく、自分で考えて選んだことが、結果的に良い転職につながったと感じています。
エージェントを使うことが悪いわけではありません。
でも、「自分に合っている方法」を選ぶことが、なによりも大切だと思います。
自分に合った方法は転職エージェント派?転職サイト派?
ここまで読んで、
「どっちが自分に合ってるんだろう…」
「メリットもデメリットもあるし、決めきれない」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんなときは、いくつかの質問に答えてみることで、自分の傾向や相性が見えてきます。
あなたはどっち向き?簡単チェックリスト
以下の項目を見て、「YES」が多かった方の傾向を参考にしてみてください。
質問内容 | YESなら… |
転職活動の進め方がよくわからない | エージェント向き |
書類や面接対策が不安 | エージェント向き |
面倒な日程調整や企業とのやり取りは避けたい | エージェント向き |
企業選びで失敗したくない | エージェント向き |
自分のペースでじっくり進めたい | 転職サイト向き |
特定の企業や業界に応募したい会社がある | 転職サイト向き |
エージェントとのやり取りがストレスに感じそう | 転職サイト向き |
企業と直接やり取りして雰囲気を見たい | 転職サイト向き |
「どちらか一方だけ」に当てはまる必要はありませんが、傾向が見えてくると判断がラクになります。
どちらか迷うなら、両方使ってみるのもアリ!
実は、転職エージェントと転職サイトを「併用する」という選択肢もあります。
- 最初はエージェントを使って転職活動の流れをつかむ
- 自分で応募したい企業が出てきたら、転職サイトを活用する
というように、状況に応じて柔軟に使い分けることで、より納得感のある転職活動ができます。
ただし、情報管理はしっかりと。
エージェントと転職サイト経由で同じ企業に応募してしまうと、トラブルになることもあるので注意しましょう。
自分に合う働き方や仕事の選び方については、こちらの記事もご参考に。
「適応障害になってから、どんな仕事なら無理なく働けるんだろう?」 「また体調を崩したらどうしよう…」 転職を考えていても、そんなふうに不安でいっぱいになりますよね。 私自身も適応障害で休職したあと、復職・転職を経験しました[…]
まとめ|大切なのは「転職を成功させること」
ここまで、転職エージェントと転職サイト(エージェントを使わない方法)の違いや、それぞれに向いている人の特徴をお伝えしてきました。
私自身の経験も交えながらご紹介しましたが、結局のところ一番大切なのは「どちらの方法を選ぶか」ではなく、自分に合った形で転職を成功させることです。
最後に、この記事の要点を振り返りつつ、これから転職を考えているあなたへのメッセージをお伝えします。
本記事の要点振り返り
この記事では、適応障害で休職中の方に向けて、
「転職エージェント」と「転職サイト」どちらを使うべきか?
というテーマをもとに、それぞれの特徴や向いている人の傾向、私自身の体験をお伝えしてきました。
改めて振り返ると…
- どちらの方法でも転職は可能
- 転職エージェントは、サポートが手厚い反面、ペースを乱されることもある
- 転職サイトは、自分のペースで進めたい人向き
- 最終的に大切なのは「自分に合った方法を選ぶこと」
ということが分かります。
成功させるために大切な視点
「転職エージェントか?転職サイトか?」
というのは、あくまで“手段”の違いにすぎません。
本当に大事なのは、
「どんな働き方をしたいのか?」
「自分にとって無理のない職場とは?」
を見極め、そのために行動することです。
転職を成功させる上で、以下の視点を持つことが大切です。
- 自分の体調や希望を正直に受け止める
- 一つの方法に固執しない
- 情報を集めて、納得のいく判断をする
焦らず、冷静に、自分の心と向き合いながら、転職活動を進めていきましょう。
記事を読んでくれた方へのメッセージ
私自身、適応障害で休職したあと、転職活動に不安を感じていました。
何が正解なのか分からず、エージェントを使ったり、転職サイトから応募したりと、いろんな方法を試しました。
その中で感じたのは、「やり方に正解はない」ということ。
一歩踏み出すこと、それ自体が、何よりも大切なんだと思います。
今あなたがいる場所から、少しでも前に進もうとしているなら、それはもう立派な行動です。
自分のペースで大丈夫。
小さな一歩を重ねながら、あなたに合った働き方を見つけていきましょう。
まずは「相談だけ」でもOK。自分に合った方法を見つけてみませんか?
適応障害で休職中でも、転職は十分に可能です。
でも、いきなり応募するのが不安な方は、まずは転職エージェントに話を聞いてみるだけでもOKです。
私も「まだ転職するか迷っているんですが…」
という状態で相談したことがありましたが、丁寧に話を聞いてもらえました。
- どんな環境なら安心して働けそうか
- 適応障害について伝えるべきかどうか
- どんな求人が合いそうか
こういったことを一緒に考えてくれるのが、転職エージェントの良いところです。
気になる方は、まずは無料登録から一歩を踏み出してみてください。
あなたに合った働き方が、きっと見つかります。
関連記事もチェックしてみてください
転職方法に迷っている方は、以下の記事も参考になります。
適応障害で休職中でも転職できる?私の体験とエージェント活用法
「適応障害で休職しているけど、このまま今の職場に戻るのは正直つらい……」 「でも、休職中の自分が転職活動なんてしていいの?」 「そもそも、転職エージェントって利用できるの?」 そんな悩みや不安を抱えている方も多いのではない[…]
適応障害の私が転職で見つけた「向いてる仕事と働き方」
「適応障害になってから、どんな仕事なら無理なく働けるんだろう?」 「また体調を崩したらどうしよう…」 転職を考えていても、そんなふうに不安でいっぱいになりますよね。 私自身も適応障害で休職したあと、復職・転職を経験しました[…]
転職活動がしんどいと感じたら|適応障害の私がラクになれた考え方
転職活動って、ほんとうに疲れますよね。 とくに、適応障害で心や体がまだ万全じゃない状態だと、たった1通の不採用通知や、求人検索するだけでもぐったりしてしまうことがあります。 「転職しなきゃ」 と頭ではわかっていても、なかな[…]