【休職8ヶ月目】適応障害で休職した経歴を公開して転職活動に挑戦

 

適応障害は特定のストレス原因があり、その原因が職場にある人は、「復職ではなく転職したい」と考える人はたくさんいると思います。

しかし、適応障害で休職している人は、

 

適応障害で休職中に転職できるの?

 

と不安に思いますよね。

私もその一人でした。

私は先月から社会復帰の手段として、復職だけでなく転職を視野に入れるようになりました。

精神疾患になった人が転職することについて調べる中で、「適応障害で休職中に転職することは厳しい」と思いましたが、一度挑戦してみようと思い、休職8ヶ月目に転職活動を始めることに。

では、適応障害で休職中の私が転職活動をした1ヶ月間を説明していきます。

また、休職8ヶ月目の間に行動したことで良かったこと、悪かったことを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事の対象者

  • 適応障害で休職中に転職活動をするとどうなるのか知りたい人
  • 休職して8ヶ月目経つと、どんな生活をしているのか知りたい人
  • 休職中にやること、避けることを知りたい人

 

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適応障害で休職した経歴を公開して転職活動に挑戦

 

休職生活8ヶ月目をまとめると、「転職活動を通して自分の市場価値を把握することができた期間」ということです。

休職7ヶ月目から、転職するためにいろいろ情報を集めていました。

そして、休職8ヶ月目になって本格的に転職活動を始めることに。

適応障害で休職しているので、転職活動は厳しくなることを覚悟して臨みました。

その結果は...。

ここからは、休職8ヶ月目の体験談をもとに、どのような変化があったのかについて以下の6つの項目に分けて見ていきます。

  • 治療・社会復帰活動
  • 自己学習
  • 日常生活
  • 体の調子
  • ストレス
  • 心の調子

 

治療・社会復帰活動:転職活動をして挫折

休職8ヶ月目の治療・社会復帰活動は、以下の三つがありました。

  • 転職活動
  • 通院
  • 第三回傷病手当金申請

 

それぞれについて説明します。

転職活動

休職8ヶ月目にして、ようやく転職活動に踏み切りました。

転職活動を始めた理由は、復職以外の選択肢を持っておきたかったからです。

私は初めて適応障害になったとき、2週間程度休んでから復職した経験があります。

復職時に職場内で調整をしていただきましたが、復職してすぐに適応障害が再発し、長期休職せざるを得ない状況に。

前回より長い期間休んだとはいえ、私にとって復職という選択肢は適応障害を再発リスクがかなり高いのです。

そのため、今回は復職だけでなく転職という道も検討しようと思い、転職活動を始めました。

転職活動の結果は...惨敗

先月に転職サイトの登録や職務経歴書の下書きを済ませていたので、すぐに転職活動を開始しました。

まず、転職エージェントに登録して、職務経歴書の添削を依頼。

ここで、一つの分かれ道が。

それは、「病歴や休職していることを相手企業に伝えるかどうか」ということ。

病歴や休職の経歴というのは個人情報になるので、情報の開示は応募者に委ねられるようです。

休職したことを開示して転職活動することのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 職場の理解が得られる
  • 隠していることの罪悪感がない

 

デメリット
  • 選考の通過率が下がる
  • 休職期間の説明が難しい

 

私の場合、休職期間が8ヶ月もあるので、仮に休職のことを伝えなくても職務経歴書に長い空白期間ができてしまいます。

そのため、休職していることを応募先の企業に伝えて転職活動をすることを選択

いざ10社以上に応募してみましたが、すべて書類選考落ち。

書類選考で落ちる回数が増えていくごとに気分が沈んでいき、追加の求人を見ても興味を感じなくなってしまいました。

「応募してもどうせ通らないだろうな」というネガティブな気持ちが強くなり、転職活動からフェードアウト。

適応障害で長期休職したという経歴だけでなく、自分の経験やスキルのなさが大きな壁となっていることを痛感しました。

通院

月日が経つごとに、私の中で通院の重要性を感じなくなっていきました

気まずくなって先生と話すこともできないのに、治療費と交通費を払うことに意味を感じられなかったのです。

次第に、「病院に行く意味を感じないけど、休職の手続き上必要だから仕方なく行く」という状態に。

そんな私を見かねた先生は、「このまま休職しても仕方がないよ。そろそろ今後のことについて考えていかないと自分が困るよ」と言い、不安を抑えるための薬を処方しました。

この薬は、大きな不安を感じる場面の前に飲むことで、気持ちの浮き沈みが小さくなり不安によるストレスを軽減するものだそうです。

例えば、会社に行ったり転職活動で面談をする前に使うことで、ストレス軽減効果があります。

休職8ヶ月目には、大きな不安に襲われる場面がなかったので、服用することはありませんでしたが、薬を処方されたことに少しショックを受けていました。

「薬=重症」というイメージがあったので、「自分は薬を使わないと社会に戻れないくらいダメなんだな」と思い悩んでしまったのです。

もちろん、この知識は間違い。

精神科の先生が処方した薬を適切な量、適切な期間服用することで症状回復の助けになります。

しかし、このときの私はそんなことは知らず、思い込みからネガティブな感情になっていました。

第三回傷病手当金申請

第二回の申請から1ヶ月しか経っていませんが、7月分の傷病手当金を申請することに。

理由は、病院に行ったときに先生から、「傷病手当金の申請書は書く?」と言われ、たまたま予備の申請書を持っていたからです。

まだ第二回の傷病手当金が振り込まれていないので、特に焦っていなかったのですが今月は診断書を会社に送る予定だったので、傷病手当金の申請書も一緒に送ることに。

自己学習:転職成功のために多くの企業を調査

休職8ヶ月目に取り組んだ自己学習は、以下の二つです。

  • 企業調査
  • ブログ

 

それぞれについて説明します。

企業調査

転職活動を始めてからは、毎日いろいろな会社のホームページとにらめっこ。

新卒時の就職活動では、「とりあえず大手企業に入れば何とかなる」と思って、大手の企業を中心に受けていました。

しかし、今回の転職では会社の規模に関係なく、「自分が働けそうな会社」を幅広く探すことに。

そのため、転職サイトを見ていて目に留まった会社や転職エージェントから紹介された会社について情報をまとめていました。

ある程度条件を入れて絞っているとはいえ、幅広く見ていたので調べる量がかなり多かったですね。

企業調査で調べていた内容は以下の通り。

  • 社風や社訓
  • 企業の中期計画
  • 業務内容
  • 口コミサイト

 

社風や社訓

ホームページに書かれている社風や社訓、代表の言葉などは会社の雰囲気を知るための情報になると思い、チェックしていました。

例えば、私は体育会系のノリが苦手なので、ホームページに「情熱」「熱さ」などの言葉が多く見られるようであれば、「おそらく私の性格と会社の方針が合わないな」と判断することも。

とは言っても、大企業であるほど会社としての雰囲気というより、部署や課によって雰囲気が変わることも珍しくないので、あくまでも一つの判断材料とするくらいがいいでしょう。

Web系やIT系の会社であれば、社長や社員がSNSやブログで会社のことを発信していたりするので、そこから会社の雰囲気を読み取ることができるかもしれません。

企業の中期計画

企業の中期計画を見ることで、業績の予測だけでなく、今後会社としてどのような事業に力を入れていくのかを知ることができます

また、同じ業界の中期計画を見比べると、各社の特徴がわかったりします。

似たような事業を伸ばそうとしているなら、その事業は業界全体が注目している今熱い分野の可能性がありますよね。

一方、A社は投資している事業が、同じ業界のB社があまり伸びる見込みがない場合、その事業はA社の強みを活かせる分野である可能性があります。

このように、多くの会社の事業計画を見るだけでもいろいろなことを推測することができるのです。

あとは、その推測をもとに調査をしていけば、企業や業界についての理解が深まります

転職先としては、衰退していく分野より、今後成長していく分野か堅実に売上を出し続けられる分野がいいですよね。

それを見極めるには、事前の調査が重要です。

業務内容

業務内容は、求人票の募集要項にも詳しく書かれているかもしれません。

しかし、会社のホームページを覗いてみると、「働いている人の声」などが掲載されていることもあり、雰囲気がわかることがあります。

業務や職種の説明について理解を深めたい人は、会社の新卒採用のページが簡潔に書かれているのでおすすめです。

私は業務内容が自分に合わなくてストレスを抱えてしまいました。

そのため、「この職種ではどんな業務を担当することになるのか」ということについて詳しく知りたかったので、求人票だけでなく会社のホームページをよく見ていましたね。

口コミサイト

会社の口コミサイトは、実際に働いていた人が内側から見た会社の雰囲気や実態を書いているので、求人票や会社のホームページから得られない情報を集めることができます

調べ方は、検索ページで「(企業名) 評判」と検索するといくつかの口コミサイトが出てくると思います。

私が良く使っていたのは、以下の三つのサイト。

 

口コミサイトを使えば会社のことを深く知ることができるのですが、口コミサイトは退職した人が書いていることが多いので、個人の感情によって多少情報が盛られていることも。

また、同じ会社の口コミでも職種や年齢、部署によって内容が変わることがあります。

そのため、「口コミで評価が良かったからいい会社だ/評価が悪かったからダメな会社だ」と判断しないようにしましょう。

あくまでも、参考情報として利用することをオススメします。

ブログ

ブログを継続して8ヶ月。

転職活動を始めたときに、ブログで自分のことを発信していることが役に立つ場面がありました。

それは、転職理由や休職理由の説明を考えるときです。

私の場合、適応障害で休職していることを公開して転職活動をしているので、転職理由や休職理由を上手く言えるように準備する必要がありました。

「なぜ復職でなく、転職を選んだのか」ということについて、どのように説明するのかが難しい部分。

そんなとき、ブログで発信していた記事を見返してみると、働いているときにストレスを感じていた仕事や状況について書いてあったのです。

ブログに書かれている内容は、「そういえば、こういう仕事がストレスに感じていたな」と記憶を思い出す助けに。

今回の転職活動ではすべて書類選考で落ちてしまったので、残念ながら面接で転職理由や休職理由を話す機会はありませんでした。

しかし、転職エージェントと面談したときは、休職理由を事前に準備したおかげでスムーズに自分の状況を説明することができましたね。

日常生活:社会復帰に向けて生活リズムを調整

休職8ヶ月目は社会復帰を本格的に考えてしました。

そのため、「まずはフルタイム働ける体調にしなければ」と思い、働いていた頃の生活リズムを意識するように。

具体的には以下のような行動。

  • 7時:起きて朝食をとる
  • 9~12時:昼寝をせず作業をする
  • 12~13時:昼食をとる
  • 13~18時:作業をする
  • 23時:就寝

 

本来働いている時間帯の「9~12時」「13~18時」は、転職活動やブログの執筆活動をしていました。

職場で働くことを想定するため、机で作業をし、作業中は音楽を聴いたりYouTubで動画を見ないように規制。

もちろん、最初から完璧にはできませんでした。

例えば、私は休職してから昼寝をするのが習慣になっていたので、午前中に耐えられないほどの眠気に襲われることも。

そんなときは、無理をせずに20分程度仮眠を取ったり、作業を中断して漫画や動画などを見て目が覚めるまでゆっくりしていました。

できない自分を責めてストレスを抱えてしまったら本末転倒なので、無理のない範囲で少しずつ慣らしていくことを意識することが重要です。

体の調子:転職活動の不安で眠れなくなる日々

転職活動の不安で眠れなくなる日々が続いていました。

やはり転職活動が上手くいかないと、「自分には価値が無いのではないか」と思うようになり、ネガティブ思考に陥ります。

休職の経歴を公開して転職活動をしていたのですが、書類審査が一切通らない。

転職エージェントからは、「たくさん応募していきましょう」と言われるのですが、求人票を見ても自分が働けそうな企業は多くありません。

「今応募している会社が落ちたらどうしよう」という不安だけでなく、「書類選考が通過したらどうしよう」のように、いいことですら不安に感じていました。

なぜなら、「この会社応募したけど、本当に自分は働くことができるのか」という部分に不安を感じていたからです。

夜ベッドに入ってからも転職活動のことが頭から離れず、眠れない日々が続きました。

ストレス:転職活動はやっぱりストレス

休職8ヶ月目は、転職活動のストレスがだいぶ大きかったですね。

「心の病になっているときは転職活動をしない方がいい」とよく言われていますが、それを身を持って実感しました。

やはり、転職活動をすると大きなストレスがかかることは間違いありません

私が転職活動をしている中でストレスに感じたことは、以下の点。

  • 書類審査すら通らない
  • 素早い判断が求められる

 

書類審査すら通らない

ストレスに感じたことの一つ目は、書類審査すら通らないことです。

病歴や休職の経歴を公開すると、書類審査の通過率は激減します。

企業側の立場で考えてみると、「十分に働けないリスクのある人を採らない」という判断は当たり前のこと。

私も転職活動を始める前に、「きっと普通の人が転職活動するより大変な思いをする」と覚悟していたものの、現実を目の当たりにするとつらいですね。

応募先の企業からお祈りの連絡が来るたびに、自分を否定されていくような感覚

このときほど、自分が適応障害になって休職したことを後悔したことはありませんでした。

素早い判断が求められる

ストレスに感じたことの二つ目は、素早い判断が求められることです。

求人票には有効期限が設定されていますが、早い段階でいい人が現れてしまえば応募可能期間であっても落とされてしまいます。

つまり、気になる求人票があれば、できるだけ早く応募することが大切になるのです。

転職エージェントからも、「少しでも気になったらとりあえず応募して、懸念点は面接で聞きましょう」と言われていたのですが、私にはとりあえず応募するということができませんでした

なぜなら、求人票を見ていると、「給料はいいけど、仕事内容が少し希望と違うな」「仕事内容はいいけど、勤務地が遠いな」のように、自分の求める条件と微妙にずれていることが多かったからです。

再発を恐れるあまり、どの条件を妥協すればいいのかすぐに判断することができず、求人を見てから応募するまで時間がかかってしまいました。

病気で休職したことを公開して転職をする場合、そもそも書類通過率が低いので数を打たなければ転職活動の土俵にすら立てません

結果的に、転職エージェントからは毎日のように、「早く応募しましょう」「この求人はどうですか」と決断を急かされることになりました。

即断即決が苦手な私は、大事な決断を急かされてしまうことがストレスに感じるように。

心の調子:転職活動が上手くいかずに気分が沈む

休職中に転職活動をしてみて、改めて転職活動は心への負担が大きいということを実感。

私は転職活動を始める前に、「適応障害で休職しているから、スムーズに進まないだろう」と言い聞かせていました。

それでも、実際に転職活動をして書類選考すら一社も通らないと、流石に落ち込みましたね。

「今まで大学で学んだこと、つらい思いをして耐えた社会人経験は無駄だったのか」と思ってしまいました。

ただでさえ低かった自己肯定感がボロボロに

7ヶ月以上休職して心身共に回復してきていたのですが、転職活動が上手くいかないストレスで心と体の調子が不安定になることも。

治療中の人はもちろん、治療が終わって体調が落ち着いている人も転職活動のストレスには気を付けましょう。

休職8ヶ月目に行動して良かったこと、悪かったこと

 

私が休職8ヶ月目に行動して良かったこと、悪かったことはそれぞれ以下の通りです。

良かったこと
  • 転職活動をしたこと
  • 仕事について調査したこと
悪かったこと
  • 自己分析ができていなかったこと
  • 元の自分に戻るために転職活動をしていたこと

 

それぞれについて説明していきます。

良かったこと①:転職活動をしたこと

休職8ヶ月目に行動して良かったことの一つ目は、転職活動です。

結果的に今回は転職先が決まらず失敗に終わってしまいましたが、振り返ってみると休職中に転職活動をして良かったと思います。

なぜなら、適応障害で休職した自分の市場価値を確認することができたからです。

 

適応障害で休職した自分を受け入れてくれる会社なんてあるの?

 

と思う人はたくさんいると思います。

この疑問を解決するためには、実際に転職活動してみるしかありません

転職活動を通して自分の市場価値を理解することで、今の自分に合った社会復帰の選択肢を考えるきっかけになります

私は今まで転職をしたことがなかったので、職務経歴書を書いて自分の経歴を客観視するだけでも発見があったのです。

例えば、私の経歴は新卒で入社してからずっとマネジメント系の仕事をしていました。

人と製品のスケジュールを管理して、お客様対応も必要しなければなりません。

私は他人と頻繁に電話で連絡をとったり、急なスケジュール変更で振り回される働き方がストレスに感じていました。

この経歴を活かして転職しようとすると、今の職場と似たような仕事内容になりストレスを抱えてしまう可能性があったのです。

そこで、適応障害の再発を防止するためには、「今までの経歴を活かす転職ではなく、未経験に近い仕事に応募することになる」と気付きました。

しかし、適応障害で休職したとはいえ、転職活動の基本は普通と同じ。

経歴を活かせる仕事であれば選考が有利になり、未経験分野であれば不利になります。

つまり、精神疾患で休職し、未経験分野を志望する私の市場価値は底辺ということ。

案の定、書類選考は全く通らず爆死。

ショックでしたが、適応障害になったことや自分に合わない仕事に就いてしまった経歴は消すことができません。

今の状態で転職することが厳しいという現実をを受け止めて、自分に合った社会復帰の方法を模索していく必要があります。

良かったこと②:仕事について調査したこと

休職8ヶ月目に行動して良かったことの二つ目は、転職活動を通して世の中の仕事について調査したことです。

様々な仕事を知ることで、働くことに対するネガティブなイメージを改善することができます

仕事が原因で体調を崩すと、「仕事=ストレス」という印象が残ってしまいますよね。

しかし、そのイメージは元の職場だけであって、他の仕事にも当てはまるとは限りません。

世の中にはたくさんの仕事があります。

それらの仕事に触れるためにも、自分から仕事についていろいろ調べてみることをオススメします。

私は今まで転職したこともなく、就職活動のときもある程度業界や仕事内容を絞っていたので、他の仕事についての知識がほとんどありませんでした。

そのため、仕事のイメージが凝り固まっていたのです。

適応障害になってからは、「自分にできる仕事なんてない」と悲観的になっていました。

しかし、ネットでいろいろな仕事を調べているうちに、「こういう仕事なら自分にもできるかも」と思えるように。

転職活動をしようと思っても、仕事に対して過度の偏見を持っていると上手く行きません。

まずは、世の中にたくさんある仕事について幅広く見て、自分の仕事に対する価値観を変えるきっかけにしましょう。

悪かったこと①:自己分析ができていなかったこと

休職8ヶ月目の行動で悪かったことの一つ目は、自己分析を十分にできていなかったこと。

自己分析ができていないと、転職で何を変えれば働くことができるのかがわからず、転職活動が上手くいきません

私は転職活動を始める前にブログで自分のことを発信していたので、適応障害になったのは「人間関係」「仕事内容」が原因だと思っていましたが、具体的なストレス原因は特定できていませんでした。

この状態で、新しい職場を探そうとしても、ストレスの内容が漠然とし過ぎて再発防止のために何をするべきなのかわかりません。

その結果、条件が良さそうな求人に惹かれてしまい、自分に合った仕事ではない会社を選んでしまうことがあります。

例えば私の場合、求人を見ていると自分が働ける条件ではなく有名・大手企業という理由で選ぼうとしてしまう傾向がありました。

もちろん、大手企業や有名企業が良くないというわけではありません。

自分が働ける条件や環境が合っているのであればいいのですが、「大手だから良さそう」と思って選ぶと、仮に転職できても今と同じ状況を繰り返してしまう可能性があります。

まずは、「自分は何が原因で適応障害になってしまったのか」ということを明確にし、その原因をさらに深堀していく。

原因が複数ある場合は、自分が避けたい気持ちが強いもの順に並び替えてみましょう。

ただし、転職ですべてのストレスを取り除くことが難しいので、避けたい気持ちが強いものを優先して条件に設定していくことが大切です。

転職活動するときは、漠然と転職先を探すのではなく自己分析に基づいて探しましょう。

特に適応障害で休職した人は、転職先で再発を防止するためにも自己分析は大切です。

悪かったこと②:元の自分に戻るために転職活動をしていた

休職8ヶ月目に行動して悪かったことの二つ目は、転職を機に元の自分に戻ろうと行動してしまったことです。

私は、「転職したら体調が良い頃の自分に戻って、働くことができる」と思って活動していました。

これは大きな間違いです。

どんな社会復帰の手段を用いても、適応障害になる前の自分に戻ることは出来ません

元の自分に戻ろうとする考えている人は、心の中で適応障害になった自分を受け入れることができていないのです。

今の自分を受け入れることができずに否定し続けていると、自己肯定感が下がってしまい、自信を持つことができません。

仮に転職できたとしても、しばらくは自分が満足できるパフォーマンスを出すことはできないでしょう。

そんなとき、適応障害になる前の自分と比較してしまうと、つらいですよね。

そのため、元の自分に戻るのではなく、少しずつ変わっていくことを意識する必要があります。

まとめ

休職8ヶ月目は転職活動をしたことで、社会での自分の立場を冷静に見直すことができました。

今回の転職活動を振り返ってみると、私は選考に落ちるべくして落ちたのです。

なぜなら、私は応募先の会社に対して、「病気は完治したから働くことができる」「この分野なら自分の能力が活かせる」ということを示すことができなかったから。

自分でも働ける自信や、未経験分野で活躍できる根拠はありませんでした。

正直、適応障害で休職中の転職活動は、予想以上に厳しいです。

病気が完治していることをアピールするには、復職して一定期間働く。

未経験分野で活躍できる根拠は、自分で勉強して成果を出すか、資格を取ってアピールすることが必要になるでしょう。

 
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