ブログ副業は、本当に現実的な選択肢なのでしょうか。
「コツコツ続ければいつかは稼げる」
「ストック型収入で会社に縛られない生活ができる」
そんな言葉を信じて、私はブログを6年以上続けました。
記事数は200本以上。
平日は仕事終わりに1〜2時間、休日もパソコンに向かう生活。
それでも、ほとんど稼げませんでした。
正直に言います。
ブログ副業は、思っているよりずっと甘くありません。
半年や1年で結果が出る世界ではないし、
努力がそのまま収入に変わるわけでもありません。
一方で、「完全に無理か?」と聞かれれば、
そうとも言い切れないのが、この副業のややこしいところです。
6年やって気づいたのは、
問題は努力不足ではなく、向き合い方と設計の問題だったということ。
この記事では、
私が体験してきたブログ副業の“現実”を、良い面も悪い面も含めて正直に書きます。
夢を壊すためではありません。
変な期待を外したうえで、
「それでも自分はどうするか」を考える材料にしてほしいからです。
ブログ副業に夢を見ていた頃の自分
ブログ副業を始めた当時の私は、わりと本気でした。
なんとなく始めたわけではありません。
将来への不安もあったし、会社に依存し続ける働き方にも違和感があった。
「このままでいいのか?」という焦りの中で見つけたのが、ブログという選択肢でした。
スマホ1台で始められる。
初期費用もほとんどかからない。
在宅でできる。
うまくいけば、会社に縛られない働き方も可能。
冷静に考えれば甘い期待もあったと思います。
でも当時の私にとっては、ちゃんと調べて、ちゃんと考えた上での“現実的な一手”でした。
そして何より、
「コツコツ積み上げれば、いつかは報われるはずだ」と本気で信じていました。
コツコツやれば稼げると思っていた
ブログを始める前、YouTubeやブログ記事で何度も目にした言葉がありました。
「ブログは成果が出るまで最低でも3ヶ月はかかる。でも、コツコツ記事を増やしていけば初心者でも収益化できる」
この言葉を、私は疑いませんでした。
むしろ、納得していました。
すぐに稼げるとは思っていなかったし、副業である以上、時間がかかるのは当然だと考えていたからです。
最低でも3ヶ月。
自分は初心者だし副業だから、もっとかかるかもしれない。
それでも、1年も続ければ何かしら成果は出るだろう。
そう思っていました。
実際、作業はしていました。
平日は仕事終わりに1〜2時間。
休日は2〜3時間。
時期によって波はありましたが、毎日更新していた時期もあります。
当時よく言われていたのは「まずは100記事」という目標でした。
とりあえず量を書く。
量を書けば質は後からついてくる。
100記事書けば、世界が変わる。
それを本気で信じていました。
でも――
100記事を超えても、何も起きませんでした。
アクセスは大きく伸びず、
収益はゼロのまま。
気づけば2年間、収益は一度も発生していませんでした。
6年以上続けても、アフィリエイト商品が売れたのは一度だけ。
6年間の合計収益は、2万円にも満たない。
「コツコツやれば報われる」
その前提が、少しずつ崩れ始めた瞬間でした。
当時の私は、「努力が足りないのだ」と思っていました。
でも今振り返ると、違ったのかもしれません。
会社に縛られない働き方への憧れ
私がブログを始めた理由は、単なる副収入目的ではありませんでした。
仕事のストレスが原因で適応障害を発症し、休職したことがあります。
そのとき強く感じたのは、
「自分はいつ会社員として働けなくなるか分からない」という不安でした。
その後、転職してリモート勤務になり、
ストレスはかなり減りました。
でも今度は別の不安が出てきました。
給与は以前より低く、ボーナスもない。
この働き方も、会社の方針ひとつで終わるかもしれない。
結局、会社に依存している構造は変わっていない。
だから私は、「会社を辞めたい」と強く思っていたというより、
「辞めても大丈夫な状態になりたい」と思っていました。
ブログを数年続ければ、
月20万円、会社員の給与と同じくらいは稼げるようになるかもしれない。
もしそれが実現すれば、
いつでも会社を辞められる。
その“選択肢”があるだけで、
精神的にどれだけ楽になるだろう。
ブログは、その手段としてとても現実的に見えました。
在宅でできる。
一人で完結する。
締め切りもなく、自分のペースで進められる。
誰にも言わず、
「保険」のような感覚で、静かに始めました。
でも現実は違いました。
6年以上続けても、ほとんど稼げない。
安心を得るどころか、
会社の仕事に加えてブログ作業をする“二重労働”になっていった。
会社から自由になるはずだった副業が、
いつの間にか、消耗を増やす存在になっていました。
現実①:思った以上に成果が出ない
ブログ副業の現実を一言で表すなら、まずこれです。
とにかく、成果が出ない。
「最低3ヶ月はかかる」と言われていたので、
最初は焦りませんでした。
半年経っても収益ゼロ。
「まだ早いのだろう」と思っていました。
1年経ってもほとんど変化なし。
それでも、「副業だから時間がかかるのは当然だ」と自分を納得させていました。
でも、2年経っても何も変わらなかったとき、
さすがに違和感を覚えました。
ブログは“積み上げ型”の副業だと思っていた。
やればやるほど、少しずつ右肩上がりになるはずだと思っていた。
しかし現実は、
努力を積み上げても、成果はほとんど動かなかったのです。
半年・1年ではほぼ何も起きない
私の場合、半年続けた時点での記事数は35本でした。
月間PVは0。
収益も0円。
広告のクリックすら発生していませんでした。
「最低でも3ヶ月はかかる」と聞いていたので、正直そこまで焦ってはいませんでした。
むしろ、「まだ半年だし、これからだろう」と思っていました。
1年経ったとき、記事数は60本。
それでも月間PVは5。
収益は相変わらず0円。
クリックもゼロ。
数字だけ見ると、ほぼ何も起きていません。
それでも当時の私は、「初心者だし、副業だし、1年で成果が出ないのは仕方ない」と自分を納得させていました。
SEOは時間がかかる。
まだ記事数が足りない。
質も足りないのだろう。
そう考えて、更新頻度を落とさないように意識していました。
一方で、SNSやYouTubeを見ると、
自分より後から始めた人が「3ヶ月で5万円達成」と発信している。
そのたびに焦りはありました。
でも、「自分は自分」と言い聞かせて続けていました。
今振り返ると、
1年でほぼアクセスが増えていないのは、明らかに遅すぎます。
当時は「時間がかかる副業だから」と思っていましたが、
実際には“何かがズレていた”のだと思います。
努力量と成果が比例しない
私は、決して「なんとなく」でブログをやっていたわけではありません。
平日は1〜2時間。
休日は2〜3時間。
1週間で考えると、10時間以上はブログに向き合っていました。
1記事を書くのにかかる時間は、最初のころは8〜10時間。
慣れてきても6〜7時間は必要でした。
キーワード選定をして、
その検索キーワードで上位10記事をすべて確認する。
有料テーマも購入しました。
有料商材も買いました。
Kindle Unlimitedで本も読みました。
WordPressで運営していたので、
サーバー代・ドメイン代も当然かかっています。
「副業だから」と言い訳できるような取り組み方ではなかったと思います。
それでも、2年経ったときの数字はこうでした。
月間PV:20
検索順位:10位以内に入った記事はゼロ
クリック数:2年間合計で5
収益:0円
努力量と成果が、まったく比例していませんでした。
それでも当時の私は、
「継続が最強」という言葉を信じていました。
続ければ伸びる。
量を積めば結果は出る。
そう思っていました。
だからやめませんでした。
むしろ、6年かけて記事数は200記事以上になりました。
でも、アクセスも収益も伸びなかった。
ここでようやく気づきました。
問題は“努力量”ではなかった。
戦略と方向性がズレていたのです。
当時は、成果が出ないことでモチベーションは下がっていました。
でも同時に、
「ここまで時間をかけたのに、やめたら全部無駄になる」
という感情も強くなっていきました。
努力すればするほど、やめられなくなる。
これが一番苦しかったところかもしれません。
私が経験した無駄な努力については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ブログを6年以上続けてきました。 正直に言うと、その間かなりの時間をブログに使ってきたと思います。 平日は仕事が終わってから、 休日も「少しでも前に進みたい」と思ってパソコンを開いていました。 記事を書き、調べ、直し、デザインを[…]
現実②:正解が分からないまま進み続ける
ブログが伸びない原因が「努力不足」ではないと薄々感じ始めたころ、
次にぶつかったのは、もっと厄介な壁でした。
それは、
「何が間違っているのか分からない」
という状態です。
アクセスが伸びない。
収益も出ない。
でも、どこを直せばいいのか分からない。
記事の質なのか。
キーワード選定なのか。
ジャンル選びなのか。
SEOの知識不足なのか。
全部それっぽく見えるし、
全部違うようにも見える。
会社員の仕事なら、
上司や同僚がフィードバックをくれます。
でもブログは違う。
自分で考えて、自分で改善して、自分で判断する。
間違っていても、
誰も教えてくれない。
そのまま、
“正解が分からないまま努力を重ね続ける”ことになります。
ここからが、本当の消耗の始まりでした。
何が間違っているのか分からない
アクセスが伸びない。
でも、何が原因なのかが分からない。
ジャンル選びが間違っているのか。
キーワード選定が甘いのか。
そもそも市場が小さすぎるのか。
それとも、単純に自分のライティングが下手なのか。
どれも“それっぽい理由”に見えました。
だから私は、思いつく限りの改善をしました。
キーワードの切り口を変える。
違うジャンルの記事を書いてみる。
有料テーマを導入し、CSSをいじってデザインを整える。
Kindle Unlimitedでライティング本を読み漁る。
それでも、変化はほとんどありませんでした。
記事を書いても検索順位は圏外。
たまにPVが1〜2入ることはある。
でも、それがなぜ入ったのか分からない。
クリックが1回発生しても、
「偶然なのか?再現できるのか?」が判断できない。
数字が少なすぎて、分析もできない。
頭の中では、ずっとこんな思考が回っていました。
この記事が悪いのか?
いや、そもそもこのキーワード自体が悪いのか?
それともジャンル選定から失敗しているのか?
でも同じジャンルで「収益出ました」と発信している人はいる。
じゃあ何が違う?
答えが出ない。
しかも、私はブログを誰にも言っていませんでした。
相談相手もいない。
だから、間違っている可能性が高い方向に、
そのまま何ヶ月も、何年も進み続けていたのです。
今なら分かります。
問題は「努力不足」ではありませんでした。
収益導線を設計していなかったこと。
どの記事で集客し、
どこで信頼を作り、
どの商品にどうつなげるのか。
その“設計図”がないまま、
ただ記事を増やしていました。
正解が分からないまま進み続ける。
これが、想像以上に消耗する現実でした。
誰も答え合わせをしてくれない
ブログは、間違っていても誰も止めてくれません。
私は一度だけ、X(旧Twitter)でブログ発信をしてみたことがあります。
でもフォロワーは10人ほど。
ブログ運営だけで手一杯になり、
3年目くらいでSNSはやめてしまいました。
外との接点は、ほぼゼロ。
ブログ内の反応もほとんどありませんでした。
6年間でコメントは4件。
アドセンスのクリックがゼロだった期間は、約2年半。
ASPも、転職系やプログラミングスクール系で否認。
「読まれていないのか」
「読まれているけど刺さっていないのか」
その判断すらできませんでした。
誰かに相談することもありませんでした。
というより、できませんでした。
稼げていない副業の話を、
わざわざ人にする勇気はなかったからです。
成功者の発信を見るたびに、
「自分はもう、この人たちのようにはなれないのではないか」
と距離を感じて落ち込む。
コンサルは詐欺が多いという話も聞いていたので、
誰かに見てもらうという選択肢も取りませんでした。
だから私は、
間違っている可能性の高い方向に、
何年も一人で進み続けていたのです。
今振り返ると、はっきり言えます。
問題は、努力不足ではありませんでした。
ブログ全体の設計を立てず、見切り発車で記事を書き続けたこと。
どの記事で集客し、
どの記事で信頼を作り、
どこで収益につなげるのか。
その設計がないまま、
「とりあえず記事を書けばいつか伸びる」と信じていました。
ブログは、
正しい努力をすれば伸びる可能性があります。
でも、
間違った努力をしていても、誰も教えてくれません。
それが、副業ブログのいちばん怖い現実でした。
現実③:成功者の発信は参考にならないことも多い
ブログで成果が出ないとき、
多くの人がやることは同じだと思います。
「うまくいっている人のやり方を学ぶこと。」
私もそうでした。
月7桁、月6桁と発信している人のポストを読み、
ブログ記事を読み、
ノウハウを集めました。
でも、あるとき気づきました。
――読めば読むほど、迷っている。
言っていることは正しそう。
でも、自分の状況に当てはめると、うまくいかない。
なぜなのか。
それは、成功者の発信そのものが悪いのではなく、
「自分がいる地点」と「その人がいる地点」が、あまりにも違いすぎたからでした。
ここからは、
私が感じた「成功者発信とのズレ」について書きます。
結果が出た人の話は「再現性」が低い
私は、月100万円を達成したブロガーや、
ブログで成功して脱サラした人の発信をよく見ていました。
アフィリエイト特化で月10万円以上を安定して稼いでいる人。
その人たちの言葉は、どれも説得力がありました。
「100記事書けば伸びる」
「まずは雑記でOK」
「とにかく継続が最強」
どれも正しそうに聞こえる。
でも、私は100記事を書いても伸びませんでした。
雑記で書いても成果は出ませんでした。
6年継続しても、月1万円すら届きませんでした。
ここでようやく気づきます。
成功者の話は“間違っている”わけではない。
ただし、それは
その人の前提条件の上で成り立っている話だということです。
参入時期が早かった。
もともとWebスキルがあった。
専門性のある特化ジャンルを選んでいた。
独自の経験や実績があった。
そういった“土台”があるからこそ、
100記事が意味を持つ。
土台がないまま同じことをしても、
同じ結果にはならない。
私との決定的な違いは、
思考レベル
戦略
市場理解
収益導線設計
文章・構成スキル
つまり、「努力量」ではありませんでした。
もちろん、学びはありました。
基本知識は身につきましたし、
ブログを始めるきっかけになったのも事実です。
でも、
成功者の“現在地”から語られるアドバイスは、
初心者の“現在地”にはそのまま当てはまらないことも多い。
これに気づくまで、かなり時間がかかりました。
具体的に、どのような人がブログで稼げるのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ブログを始めたとき、 「正しく続ければ、いつかは稼げるようになる」 そう思っていませんでしたか。 実際、ネット上には 「ブログで月◯万円達成」 「副業でも十分いける」 そんな発信がいくらでもあります。 だからこそ、多くの人[…]
失敗した過程は語られない
成功者の発信を見ていて、ずっと違和感がありました。
成果を紹介するグラフは、ほとんどが右肩上がり。
「最初は苦労しました」とは書いてある。
でも、その期間はせいぜい数ヶ月から1年ほど。
何年も停滞しているような話は、ほとんど見かけませんでした。
でも私は、
2年経っても成果ゼロ。
6年で収益は2万円未満。
「普通はもう少し伸びるのでは?」
ずっとそう感じていました。
周りは1年で成果を出しているように見える。
自分だけが取り残されているように感じる。
でも今なら分かります。
稼げない人は、発信をやめます。
ブログ自体をやめてしまう人も多い。
だから必然的に、
表に出てくるのは“うまくいった人の話”ばかりになる。
これは、誰かが嘘をついているわけではありません。
ただ、構造的に
「成功談が多く見える世界」になっているだけです。
そして、私自身も同じでした。
稼げていないことは発信していませんでした。
伸びていないグラフを、わざわざ人に見せようとは思えなかった。
だから、失敗している人は見えない。
見えないから、自分だけが失敗しているように感じる。
でも今は思います。
成功談よりも、
失敗談のほうが再現性は高い。
なぜ失敗したのか。
どこがズレていたのか。
何を設計していなかったのか。
それを知って避けることのほうが、
遠回りを減らせる可能性は高い。
私は、成功ストーリーを書ける立場ではありません。
でも、
「伸びなかった過程」なら、具体的に語れます。
そしてそれは、
これから始める人にとって、決して無駄ではないと思っています。
現実④:会社員が副業としてやるには想像以上にきつい
ブログ副業は「在宅でできる」「自分のペースで進められる」とよく言われます。
確かにその通りです。
通勤もいらないし、上司もいない。
好きな時間にパソコンを開けばいい。
でも実際にやってみて分かったのは、
“できる”ことと、“続けられる”ことはまったく別だということでした。
本業を終えたあとの1〜2時間。
休日の2〜3時間。
数字だけ見れば大したことはないように思えます。
でも、仕事で消耗した頭と体で、
検索意図を考え、構成を練り、文章を書く。
それを何年も続けるのは、想像以上にきつい。
ここでは、会社員としてブログを副業で続けることの
リアルな負荷について書きます。
時間・体力・集中力の限界
私は9時〜18時のリモート勤務です。
「通勤がないなら楽でしょ」と思われるかもしれません。
でも実際は、
仕事が終わったあとに“もう一度頭をフル回転させる”のは簡単ではありませんでした。
ブログの作業は、
・昼休憩の1時間
・終業後の30分〜1時間
数字だけ見れば、平日でも1〜2時間は確保できています。
でも、その1時間は“元気な1時間”ではありません。
仕事で8時間使ったあとの脳で、
・検索意図を考える
・競合記事を分析する
・構成を組み立てる
・文章を書く
正直、かなりきつい。
集中力は30分ほどで切れます。
適度に休憩を入れながら作業しますが、
気づけばスマホを触っていることもあります。
繁忙期で残業が増えたときは、
平日はほぼ触れません。
「時間はある」はずなのに、
“高い質で考えられる時間”はほとんどない。
休日も同じです。
3時間は作業しているつもりでした。
でも実際に集中できているのは、せいぜい2時間。
昼に1時間半、夜に1時間半。
家族にはブログのことを話していないので、
一人の時間になったときだけ作業する。
常に“隠れてやっている副業”でした。
そして、じわじわ効いてくるのが蓄積ダメージです。
慢性的な疲労。
成果が出ないことによる気分の落ち込み。
ブログがうまくいかないことで、
本業の仕事が手につかなくなることもありました。
副業のはずなのに、
生活全体に影響を与え始める。
それでもやめられなかったのは、
6年以上、時間と労力をかけてきたから。
ここでやめたら、
全部が無駄になる気がしていたからです。
副業ブログは、
「時間があるかどうか」の問題ではありません。
消耗した状態で、質の高い思考を継続できるかどうか。
ここが、会社員にとっての最大の壁だと感じました。
生活との両立が最大の壁
副業ブログは、時間さえあればできる。
そう思っていました。
でも実際に難しかったのは、
時間の確保ではなく、生活とのバランスでした。
私は妻がいます。
ブログのことは話していませんでした。
理由は単純で、
成果が出ていないことが恥ずかしかったからです。
「稼げてもいないのに、まだやってるの?」
そう思われるのが怖かった。
だから、家族時間は削らないようにしていました。
その結果、
ブログが進まない日も多かった。
休日も葛藤がありました。
本当は休みたい。
何も考えずに過ごしたい。
でも、頭のどこかで
「今日やらないとまた差が開く」
「このまま何も変わらないんじゃないか」
そんな声が聞こえる。
出かけていても、
食事をしていても、
常にブログのことを考えていました。
完全にオフになる日は、ほとんどありませんでした。
お金の面でも、じわじわ効きます。
サーバー代とドメイン代だけなので、
家計への大きな影響はありません。
でも、
稼げていないのに、支出だけが続く状態。
これが、想像以上にモチベーションを削ります。
成果が出ない焦り。
将来への不安。
その影響で、本業の仕事が手につかないこともありました。
副業のはずなのに、
生活全体をじわじわ侵食していく。
そして何度も思いました。
「もうやめよう」
でも同時に、こうも思うのです。
6年以上、時間と労力をかけてきた。
ここでやめたら、全部無駄になるのではないか。
やめたいのに、やめられない。
副業ブログのきつさは、
作業量ではありません。
人生のリソースを静かに奪い続けること。
これが、会社員が副業としてやるときの本当の壁だと感じました。
現実⑤:稼げないまま消耗し続ける人が多い
ブログは「続けた人が勝つ」とよく言われます。
確かに、それは一理あると思います。
でも実際には、
成果が出ないまま、ただ消耗だけが積み重なっていく人も多い。
努力していないわけではない。
時間をかけていないわけでもない。
それでも結果が出ない。
そして気づけば、
やめるにもやめられず、
続けるにも希望が持てない状態になる。
ここからは、
私自身が長く抱えていた
「ここまでやったのに」という感情と、
やめ時が分からなくなっていった過程について書きます。
「ここまでやったのに」という感情
6年以上、ブログを続けてきました。
記事数は200以上。
平日は1〜2時間、休日は2〜3時間。
ざっくり計算しても、4500時間以上は費やしています。
ノウハウ記事を読み、書籍を買い、YouTubeで勉強し、
リライトも繰り返しました。
キーワードを見直し、ジャンルも変え、文章構成も改善してきました。
「何もしていない」わけではありません。
それでも――
5年目までは、月に数十円から数百円。
アドセンスが数クリックあるだけ。
6年目に、ようやくアフィリエイトが1件成約しました。
報酬は2,000円。
あのときは本当に嬉しかった。
「やっと報われるかもしれない」と思いました。
でも、その後いくら更新しても、
二度とアフィリエイトは成約しませんでした。
そこで初めて、心の底から思いました。
「ここまでやったのに、なぜ成果が出ないんだろう」
時間も使った。
努力もした。
改善も重ねた。
それでも結果が出ない。
何が間違っているのか分からないまま、
ただ消耗だけが積み上がっていく。
でも同時に、
6年もやったのに今やめたら、
すべてが無駄になる気がして、やめることもできませんでした。
今なら分かります。
問題は「努力量」ではありませんでした。
方向がズレたまま、
全力で走り続けていただけだったのです。
やめ時が分からなくなる
正直に言うと、
「もう無理だ」と思ったことは何度もあります。
特に強く辞めたいと思ったのは、2年目と5年目でした。
2年目。
収益はゼロのまま。
後から始めた人が「3ヶ月で5万円達成」と発信しているのを見て、
自分がひどくみじめに感じました。
5年目。
記事数は増えているのに、収益は数十円〜数百円。
現実はほとんど変わらない。
そのときは、1〜2ヶ月ブログにログインすらしませんでした。
更新もせず、見ないようにしていました。
もう辞めてもいいかな、と思っていました。
でも、完全にはやめられなかった。
なぜか。
ブログを続けたかったからではありません。
「副業をしていない自分」になるのが怖かったからです。
もしここでやめたら、
・会社員の給与一本になる
・将来の選択肢がなくなる
・6年間積み上げた時間が完全に無駄になる
そう考えると、恐怖のほうが勝ちました。
やめる基準は決めていませんでした。
「〇年で〇円いかなければ撤退」といったルールもない。
心のどこかで、
続けていれば、いつかは報われるかもしれない
という期待を捨てきれなかった。
時間をかければかけるほど、
労力を注げば注ぐほど、
やめる決断は重くなっていきます。
いわゆるサンクコストです。
今振り返ると分かります。
問題は努力不足ではありませんでした。
撤退基準も、成長ルートも設計していなかったこと。
つまり、努力の問題ではなく、設計の問題だった。
だから私は、
やめることもできず、
成果も出ず、
ただ消耗だけが積み重なっていきました。
これが、
「やめ時が分からなくなる」という状態の正体です。
ブログ副業の現実を一言でまとめると
ここまで、かなり厳しい現実を書いてきました。
・思ったより成果が出ない
・成功者の裏側は見えない
・会社員との両立は想像以上にきつい
・やめ時が分からなくなる
正直に言えば、
「やらないほうがいい」と言いたくなる人もいるかもしれません。
でも、それでも私はこう思っています。
ブログ副業は――
簡単ではない。
でも、不可能でもない。
問題は「才能」でも「根性」でもなく、
どんな前提で始め、どう設計しているかです。
ここからは、6年以上遠回りしたからこそ見えた
ブログ副業の本当の結論をまとめます。
甘い副業ではない
正直に言います。
ブログ副業は、甘いものではありません。
始めた当初、私はこう思っていました。
初心者でも、コツコツ続ければ伸びる。
1年あれば何かしら成果は出る。
継続さえすれば、月5万円くらいは誰でも到達できる。
特別な才能がなくても、
努力すれば報われる世界だと思っていました。
でも現実は違いました。
6年以上続けて、200記事以上書き、
4500時間以上を投じても、
5年目までは月に数十円から数百円。
伸びる気配すらありませんでした。
一番きつかったのは、
ふと我に返った瞬間です。
「この6年は何だったんだ」
本気でそう思いました。
努力していなかったわけではない。
改善もしてきた。
試行錯誤も重ねた。
それでも結果が出ない。
その現実が、じわじわと精神を削っていきました。
今なら分かります。
私が甘かったのは、
「継続すれば勝手に成果が出る」と思っていたこと。
ブログは“続けた人が勝つ”のではなく、
“正しく積み上げた人が勝つ”。
方向がズレたまま続ければ、
時間だけが過ぎていきます。
だからこそ、ブログ副業は甘くありません。
努力だけでは足りない世界です。
H3:でも不可能ではない
6年目、はじめてアフィリエイト報酬が2,000円発生したときのことを、今でも覚えています。
管理画面を何度も見直しました。
本当に自分の記事から売れたのか、疑いました。
何度確認しても、確かに「成果発生」と表示されている。
その瞬間、思ったのは――
「やっと証明された」
という感覚でした。
それまでは、
本当にブログで収益なんて出るのか
自分のやっていることは全部間違いなのではないか
そんな疑いの中で続けていました。
でも、その1件は偶然ではありませんでした。
その記事は、
情報の網羅性を意識して何度もリライトした記事でした。
「とりあえず書く」ではなく、
検索してくる人の疑問を全部潰すつもりで整え直した記事。
つまり、
伸びたのは“努力量”ではなく、“設計を意識した記事”でした。
私はゼロから2,000円まで到達しました。
金額は小さいです。
でも、「ゼロと1」には圧倒的な差があります。
だからこそ、今は言えます。
ブログ副業は甘くない。
でも、不可能でもない。
遠回りしただけで、
最初から設計していれば、もっと早くたどり着けたはずだからです。
覚悟より“設計”が必要
6年以上続けた私が出した結論は、
「覚悟が足りなかった」のではない、ということです。
むしろ覚悟だけは十分すぎるほどありました。
平日は1〜2時間、休日は2〜3時間。
記事は200本以上。
投下した時間は4500時間を超えています。
それでも、ほとんど成果は出ませんでした。
なぜか。
答えはシンプルです。
設計がなかったからです。
当時の私は、
収益記事と集客記事を分けていない
売る商品を決めずに記事を書いている
内部リンクもほぼ意識していない
という状態でした。
とにかく記事を書けば、
アクセスが集まり、
そのうち何かが売れると思っていた。
でも現実は違いました。
ブログは「頑張った量」ではなく、
最初にどんな地図を描いたかで結果が決まります。
今なら、こう考えます。
まず売る商品を決める。
そこから逆算して記事を作る。
読者の検索意図を分解し、
自然に収益記事へつなぐ導線を設計する。
これを最初にやっていれば、
6年も遠回りしなかったはずです。
ブログ副業に必要なのは、
「覚悟」よりも「設計」。
根性論ではなく、
構造の理解でした。
そして私は、
この“設計不足”こそが最大の失敗だったと
今ならはっきり言えます。
それでもブログ副業が続いている人の共通点
ここまで読むと、
「やっぱりブログ副業は厳しい」と感じたかもしれません。
実際、簡単ではありません。
途中でやめていく人が多いのも事実です。
それでも――
長く続けている人は、確実に存在します。
しかもその人たちは、
特別な才能があるわけでも、
最初から大きく稼げていたわけでもありません。
では、何が違うのか。
6年以上遠回りした私なりに見えたのは、
“努力量”ではなく、“前提の置き方”でした。
ここからは、
それでも続いている人に共通している考え方について書きます。
ブログを続けている人の考え方や行動については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
最初から期待値が低い
今振り返って思うのは、
ブログが続いている人ほど、
最初から期待値が低いということです。
私は違いました。
始めた頃は、
1年あれば何かしら成果は出る
継続すれば月5万円くらいはいける
コツコツやれば初心者でも伸びる
本気でそう思っていました。
でも2年目、収益ゼロの現実に直面したとき、
期待は一気に崩れました。
「このまま一生、収益が出ないのではないか」
そこで初めて、
ブログに対する期待値が下がりました。
それでも続けました。
でも5年目、収益がほとんど伸びない現実を前にして、
今度はこう思いました。
「これ、やってる意味あるのか?」
期待が下がると、
モチベーションも一緒に下がります。
期待値が高いほど、
裏切られたときのダメージは大きい。
一方で、長く続いている人を見ると、
収益を前面に出していない人も多い。
趣味のように楽しんで書いている人は、
どこか余裕がありました。
おそらく彼らは、
最初から「すぐ稼げる」とは思っていない。
すぐ結果が出なくても、想定内。
だから、折れにくい。
ブログは努力量のゲームである前に、
期待値調整のゲームなのかもしれません。
高すぎる期待は、自分を追い込む。
低すぎる期待は、続ける余白を作る。
私はそのバランスを、
6年かけてようやく理解しました。
成果以外の価値を見つけている
ブログ副業を続けている人は、
稼ぐこと以外の価値を見出している場合が多いです。
私自身も、6年以上ほとんど成果が出ないまま続けてきました。
それでも、完全にやめなかったのは理由があります。
まず、ブログを通じて自分自身の成長を感じられたことです。
自己分析が深まった
論理的に考える力が少しずつ鍛えられた
たとえ収益がゼロでも、これらは目に見えない「成果」でした。
一方で、何もしていない自分でいるよりは、少しずつでも記事を書き続けるほうが安心できました。
長く続ける人は、
「稼ぐ」という最終目的だけに縛られず、
小さな成長や自己表現をブログの価値として感じています。
この考え方があるからこそ、
厳しい現実の中でも折れずに続けられるのです。
ブログ副業の現実を知った上で、どう考えるべきか
ここまでで、ブログ副業の現実をありのままに見てきました。
成果が出るまで時間がかかる
正解が分からず迷走する
成功者の話は再現性が低い
会社員が副業としてやるには想像以上にきつい
稼げなくても続ける人がいる
こうした現実を知ったとき、多くの人は次の選択に悩みます。
「やめるべきか」「続けるべきか」
「挑戦しても意味があるのか」
重要なのは、やる・やらないの二択で考えることではありません。
現実を踏まえた上で、どう向き合うかを決めることが最も大切です。
この章では、現実を知ったうえで、どのように考え、行動すべきかの指針を示していきます。
「やる or やらない」より「どう向き合うか」
ブログ副業を続けるかどうかで悩む人は多いですが、重要なのは単純な二択で判断しないことです。
私自身も6年以上ほとんど成果が出ず、何度も「やめよう」と思いました。
それでも完全にやめなかったのは、これまで費やした時間と努力が無駄になるのが嫌だったからです。
一方で、少額でも収益が発生した瞬間には、「まだ可能性はあるかもしれない」と希望を持つことができました。
こうした小さな手応えを基準に、私は「一度でも月1万円稼ぐまでは辞めない」と決めていました。
ポイントは、やる・やらないという二択で決めるのではなく、
現実を理解したうえでどう取り組むかを判断軸にすることです。
期待値と現実をすり合わせることで、無駄な消耗を避けつつ、最短で成果につなげる行動を選べます。
ブログを続けるか迷っている人は、まずこの判断軸を持つことが非常に重要です。
夢を見ない=可能性がゼロではない
ブログ副業で最も怖いのは、「現実を見たら何もできない」と思い込むことです。
でも、夢を見ない=可能性がゼロではありません。
私自身も、6年間ほとんど成果が出ず消耗していました。
それでも、ある記事を情報が網羅できるようにリライトしたとき、初めてアフィリエイトで2,000円の収益が発生しました。
画面を何度も確認して、「本当に自分の記事から売れた」と実感した瞬間は、忘れられない手応えでした。
この経験から学んだことは、現実的な設計を行えば、少額でも成果は出せるということです。
夢や幻想に頼らず、正しい設計を積み重ねることが、副業ブログで成果を出す最短ルートなのです。