ブログを始めると、「検索エンジン」という言葉を目にする機会があると思いますが、
「ブログの検索エンジンって何?」
と疑問に感じたことはありませんか?
私もブログについて勉強しているときに、「検索エンジン」という言葉はよく目にするので気になっていました。
結論、ブログを運営する上で「検索エンジン=Google」という理解で問題ないです。
本記事の内容
- 検索エンジンの仕組み
- 検索エンジンに適したブログ作り
- 検索ページに表示されない原因
- 上位表示が難しいジャンル
記事の信頼性
ブログ歴は4年で、自分の経験をもとにブログ運営について情報を発信しています。
本記事では、検索エンジンの仕組みから、適したブログづくり必要な情報を解説。
検索エンジンの仕組みについて知ることで、検索ページで上位表示を取るために必要なことが見えてきますよ。
【前提】検索エンジンとは?
検索エンジンとは、キーワードを入力して検索すると、関連性の高いサイトから順に表示するシステムのこと。
検索エンジンを使うことで、インターネット上から自分が求める情報を探し出すことができます。
有名な検索エンジンは以下の3つ。
- Yahoo!
- Bing
上記の検索エンジンの中でもGoogleが圧倒的なシェア。
日本でも GoogleとYahoo!の検索エンジンが90%以上を占めています。
加えて、Yahoo!はGoogleと同じ仕組みを利用しています。
そのため、検索エンジンと言えば、Googleのことを指していると考えてオッケーです。
【3つ】検索エンジンの仕組みを解説
ブログの記事を検索ページに載せたい場合、検索エンジンの仕組みを理解することが重要です。
作成したブログ記事が検索ページに表示されるためには、大きく3つのステップがあります。
- クローリング:情報の収集・保存
- インデックス:データベースに登録
- ランキング:順位を付けて表示
検索エンジンの仕組みを知ることで、検索ページで上位表示される記事作りにつながりますよ。
クローリング:情報の収集・保存
クローリングとは、クローラーと呼ばれるプログラムを利用して、Webサイトの情報を取得する作業のこと。
クローラーが作成した記事に訪れることで、検索エンジンに記事の存在が認識されます。
クローラーが巡回する頻度はサイトによって異なります。
そのため、クローラーが頻繁に訪れるブログを作ることが重要です。
インデックス:データベースに登録
インデックスとは、クローラーが取得した情報をデータベースに登録すること。
インデックスされることで、検索ページに作成した記事が載るようになります。
インデックスされるためには、質の高いブログ記事を作ることが重要です。
ランキング:順位を付けて表示
ランキングとは、検索アルゴリズムに基づいてデータベースにインデックスされた記事の検索順位を決めること。
ランキングによって、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い記事が検索ページの上位に表示されます。
検索ページで上位表示を狙うためには、読者の悩みを解決するような記事を作ることが重要です。
検索アルゴリズムは、200以上ある指標をもとにサイトを評価して検索順位を付ける仕組み。
検索アルゴリズムの中身は公開されておらず、AIによって常に最適化が繰り返されています。
【必見】検索エンジンに適したブログを作る方法
検索エンジンに適応するブログ記事を作るために押さえるポイントはこちら。
- インデックス登録をリクエストする
- 被リンクを獲得する
- 内部リンクで記事同士をつなげる
- xmlサイトマップを設置する
- パンくずリストを設置する
- 読者の悩みを解決する
インデックス登録をリクエストする
ブログ記事にクローラーを呼び込むためには、インデックス登録をリクエストすることが効果的。
インデックス登録のリクエストはGoogleのサーチコンソールから行うことができます。
インデックス登録をリクエストする手順はこちら。
- 記事のURLを貼って検索
- 「インデックス登録をリクエスト」ボタンを押す
何度もリクエストしても無駄なので、一度リクエストしたらインデックスされるまで待ちましょう。
被リンクを獲得する
クローラーの訪問頻度を増やすためには、被リンクを得るブログ作りを心がけましょう。
被リンクとは、他のサイトから自分のサイトに向けられて設置されたリンクのこと。
クローラーはリンクを辿って情報を集めていきます。
被リンクを得ることで、他のサイトから自身のブログ記事にクローラーが訪問する可能性が上がりますよ。
被リンクを得るためのポイントはこちら。
- オリジナルの内容を書く
- 専門性を高める
- 信頼性のある情報を発信する
- 常に情報を最新化する
- 読者の悩みを解決する
被リンクは自分でコントロールできません。
他のサイトから「引用したい」
と思われるような記事を書くことに集中すれば、自然と被リンクは増えていきますよ。
内部リンクで記事同士をつなげる
内部リンクで記事同士をつなげることも、クローラーが訪問する頻度アップに効果的です。
内部リンクとは、自分のサイトに向けられて設置された関連性のある記事をつなぐリンクのこと。
内部リンクで記事同士をつなぐことで、一つの記事から複数の記事へクローラーが巡回します。
内部リンクを設定するときのポイントはこちら。
- 関連する記事のリンクを設置する
- リンクテキストに検索キーワードを入れる
- URLの表記を統一する
- 画像リンクはalt属性を設定する
記事の内容に関連するリンクを貼ることで、クロールの巡回を促進することができますよ。
xmlサイトマップを設置する
クローラーにブログの情報を伝えるためには、xmlサイトマップを作成しましょう。
xmlサイトマップとは、クローラーにWebサイト全体の構成を一覧でわかりやすく伝えるファイルのこと。
サイトマップを作ることで、サイト内の構造や記事の情報をクローラーに早く、正確に伝えることができます。
xmlサイトマップを作る手順はこちら。
- xmlサイトマップの内容を作成
- xmlサイトマップを送る
xmlサイトマップはツールやプラグインを使えば簡単に作れるので、ぜひ試してみて下さい。
xmlサイトマップの内容を作成
xmlサイトマップの内容は、ツールとプラグインで作る方法があります。
ツール:sitemap.xml Editor
「sitemap.xml Editor」はサイトマップを自動で作成してくれる無料のツールです。
このツールを使えば3ステップで簡単にサイトマップが作成できます。
- サイトのURLを入力
- サイトマップ作成をクリック
- サイトマップをダウンロード
プラグイン:XML Sitemaps
「XML Sitemaps」を使えば4ステップでサイトマップを作成できます。
- XML Sitemapsをインストール
- ダッシュボードの「設定」から「 XML Sitemap」を選択
- コンテンツや優先順位などを設定
- 「設定を更新」をクリック
サイトマップを送る
作成したサイトマップは、Googleサーチコンソールから送ることができます。
サイトマップを送る手順はこちら。
- サイトマップをクリック
- 新しいサイトマップの追加にURLを入力して送信
- サイトマップを送信しましたと表示されたら成功
パンくずリストを設置する
パンくずリストは、Webサイトの階層を視覚化したもの。
現在閲覧しているページがWebサイトのどの階層にいるのか確認できます。
パンくずリストを設置すると、クローラーがブログの構造を把握できるため、巡回しやすくなります。
パンくずリストを作る場合、階層が深くなり過ぎないようにしましょう。
読者の悩みを解決する記事を書く
検索エンジンで高得点を取るためには、読者の悩みを解決する記事を書くことが最も効果的です。
Googleは読者ファーストを掲げているので、読者にとって価値のある記事が評価され、検索ページで上位表示されます。
読者の悩みを解決する記事を書くときのポイントはこちら。
- 想定読者を決める
- 悩みを明確にする
- 記事から得られることを提示する
- 悩みの解決に必要な情報を網羅する
- 文章は先に結論を書く
読者目線の記事が書ければ、検索エンジンから高評価されますよ。
読者目線で記事を書く方法は、こちらの記事をご覧ください。
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検索エンジンに登録されているか確認する方法
「記事は書いたけど、検索エンジンに登録されているの?」
と疑問に感じますよね。
作成した記事が検索エンジンに登録されているのか確認する方法は2つあります。
- Googleサーチコンソールを使う
- 検索窓で「site:」を検索する
インデックス状況を正確に把握するなら、Googleサーチコンソールを利用することをおすすめします。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールを使えば、作成した記事が検索エンジンに登録されているな確認することが可能です。
Googleサーチコンソールの中でも、インデックス状況を確認する方法は2つあります。
- URL検査
- ページを確認
インデックスの状況を確認するだけなら、URL検査で十分。
インデックス登録されてない場合、ページから確認してみましょう。
URL検査
URL検査は、記事のURLをサーチコンソール内で検索することでインデックス状況を確認することができます。
URL検査で確認する方法は、インデックス登録をリクエストする手順と同じです。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 左メニューにある「URL検査」をクリック
- 検索窓に確認したい記事のURLを入力
「ページはインデックスに登録済みです」と表示されればオッケーです。
ページを確認する
Googleサーチコンソールの「ページ」をみることで、各ページのインデックス状況の確認が可能です。
さらに、インデックスされていない場合、登録されていない原因も知ることができます。
ページからインデックスの状況を確認する方法はこちら。
- Googleサーチコンソールをログイン
- インデックス作成
- ページに遷移
ステータスは「登録済み」と「未登録」の2つがあります。
登録済みになっていれば、インデックス登録されています。
未登録の場合、インデックスされていない原因が書かれているので、確認して修正しましょう。
「site:」を検索する
Googleの検索窓に「site: URL」を入力して検索するだけで、簡単にインデックスの状況を確認できます。
実際にインデックスされている記事を「site: URL」で検索してみると、以下のような結果になります。
この方法を使えば簡単に確認できますが、インデックス状況を正確に示しているわけではありません。
インデックス状況を正確に把握したい場合、Googleサーチコンソールで確認しましょう。
ブログが検索ページに表示されない原因と対策
「記事を投稿したのに、検索ページに表示されない」
と悩んでいる人もいますよね。
そこで、ブログが検索ページに表示されない原因と対策を紹介。
- 記事の品質が低い
- noindexタグを設定している
- robots.txtでクロールを制御している
- Googleペナルティを受けている
記事の品質が低い
作成した記事が検索ページに表示されない原因は、記事の品質が低い可能性が高いです。
インデックスの基準は年々厳しくなっており、質の低い記事はクローラーが訪れてもインデックスされないことがあります。
インデックス登録をリクエストしても検索ページに載らない場合、記事内容を見直しましょう。
記事の品質を上げるコツ
品質を上げるコツはこちら。
- ブログを習慣化する
- 体験談を入れる
- 記事構成を作る
- キーワードを選定して書く
- 対象読者を設定する
- 競合記事を調査する
記事の品質はすぐには上がりません。
ブログの執筆を習慣化して、慣れていくことで徐々に品質は向上します。
noindexタグを設定している
noindexとは、検索エンジンにインデックスさせないように制御するタグのこと。
そのため、noindexタグがついている場合、クローラーが記事に訪れてもインデックスされません。
noindexタグの確認方法
noindexタグが付いているかは、Googleサーチコンソールで確認できます。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 左側メニューの「ページ」を選択
- 「ページがインデックスに登録されなかった理由」の
「noindexタグによって除外されました」を選択
robots.txtでクロールを制御している
robots.txtとは、クローラーの巡回を制御するファイルのこと。
robots.txtが設定されている場合、指定された記事にクローラーが訪問しなくなるため、検索ページに表示されません。
robots.txtの確認方法
robots.txtは、「ドメイン/robots.txt」で検索することで確認できます。
- Googleのアドレスバーに「ドメイン/robots.txt」を入力して検索
- アクセスできければ、「robots.txt」がないので問題なし
Googleペナルティを受けている
Googleペナルティを受けると検索ページに表示されない可能性があります。
Googleペナルティとは、Googleが定めている規約に違反したサイトに対し、検索順位を大幅に下げたりインデックスを削除する仕組みのこと。
ペナルティを受ける例はこちら。
- 検索キーワードを過剰に入れている
- 重複コンテンツがある
- 無断で複製したコンテンツがある
- コンテンツを自動作成している
- スパムコンテンツがある
- 隠しテキストや隠しリンクを設置している
ペナルティの確認方法
Googleのペナルティには、「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」があります。
・Googleのアルゴリズムが自動で判断
・ペナルティの原因は確認できない手動ペナルティ
・Googleのスタッフが目視で判断
・サーチコンソールから原因を確認できる
自動ペナルティは確認する方法がないので、修正してインデックスされるのを待つしかありません。
一方、手動ペナルティはGoogleサーチコンソールで確認できます。
手動ペナルティの確認方法はこちら。
- Google SearchConsoleにアクセス
- 「セキュリティと手動による対策」を選択
- 「手動による対策」をクリック
- 「問題は検出されませんでした」であればペナルティは受けていない
ペナルティを受けている場合、「手動による対策:〜」が表示されます。
内容を確認して、指摘されている内容を修正しましょう。
ブログのジャンルによって上位表示が難しい場合もある
「検索エンジンに登録されているけど、上位表示されない」
という悩みを抱える人もいますよね。
そこで、作成したブログ記事が上位表示されない原因と対策を紹介。
- 競合サイトが強い
- YMYLジャンルに参入している
競合サイトが強い
参入しているジャンルの競合サイトが強いと、上位表示を獲得することは難しいです。
検索エンジンは、読者に価値のある情報を提供しているサイトを検索ページで上位に表示する仕組み。
競合サイトが強すぎる場合、その競合サイトを上回る価値のある情報を提供することが難しいです。
そのため、同じキーワードで記事を書いてもなかなか上位表示されません。
例えば、「ブログ」というキーワードで検索してみると、レンタルサーバーの会社が運営しているサイトが上位を独占しています。
プロブロガーや企業が力を入れて運営しているサイトが多いジャンルは、個人ブログが記事を投稿しても上位表示を取ることは難しいです。
ロングテールキーワードを狙う
競合サイトが強いジャンルに参入するなら、ロングテールキーワードから記事を積み重ねましょう。
ロングテールキーワードとは、3語以上の単語で構成される、月間検索ボリュームが1,000回未満のキーワードのこと。
競合が少ないので、初心者でも検索ページで上位表示を狙いやすいです
「ブログ」というジャンルでも、以下のようなロングテールキーワードを選ぶと競合サイトは大幅に減ります。
- ブログ 月1万円 稼ぐ方法
- ブログ 見出し 書き方
- ブログ キーワード選定 ツール
キーワードの選定方法はこちらの記事をご覧ください。
「なぜ、ブログ記事を書くときにキーワードを選ぶ必要があるの?」 「どうやってキーワードを選定すればいいの?」 という疑問や悩みを抱えていませんか? この記事を読むことで、キーワード選定の重要性から選び方まで網羅的に情報を得[…]
YMYLジャンルに参入している
YMYLジャンルは個人ブログで参入しても上位表示を獲得することが難しいです。
YMYLジャンルとは、は「Your Money or Your Life」の略で、人々のお金や人生に大きな影響を与える情報のこと。
YMYLジャンルで上位表示を取るには、「専門性・信頼性・権威性」の高さが必要です。
そのため、企業や国のサイトなど、情報の信頼性が高いサイトが優先的に上位表示されます。
YMYLジャンルに該当する例はこちら。
- ニュース・時事問題
- 公民・政府・法律
- 金融
- ショッピング
- 医療・健康・安全
- 人種・宗教など
私も「医療・健康」に該当する「メンタルヘルス」について発信していましたが、上位表示されているのは病院や国のサイトばかり。
私の記事が上位10記事に入ることはなかったですね。
企業や国のサイトより個人ブログが信頼性を獲得することは難しいため、上位表示は難しいです。
体験談をメインに書く
ブログ記事を上位表示させてアクセス数や収益を伸ばすなら、基本的にYMYLジャンルは避けることがおすすめ。
ただ、どうしてもYMYLジャンルで記事を書きたい場合、体験談に重点を置きましょう。
YMYLジャンルでも、個人の体験談を知りたい人はたくさんいます。
例えば、私がメンタルヘルスについて記事を書いたときも、以下の記事は上位表示されました。
- 転職の体験談
- 休職中に読んだ本
上記はどれも私の体験談を中心に書いた記事です。
YMYLジャンルで記事を書きたい人は、専門的なサイトが書けない「個人の体験談」に焦点を当ててみましょう。
まとめ:検索エンジンの仕組みを理解することが上位表示への一歩
本記事では、
「検索エンジンって何?」
という疑問について、検索エンジンの仕組みを解説。
検索エンジンに適したブログの作成方法を合わせて紹介しました。
改めて内容を整理するとこちら。
検索エンジンの仕組み
- クローリング:情報の収集・保存
- インデックス:データベースに登録
- ランキング:順位を付けて表示
検索エンジンに適したブログを作る方法
- インデックス登録をリクエストする
- 被リンクを獲得する
- 内部リンクで記事同士をつなげる
- xmlサイトマップを設置する
- パンくずリストを設置する
- 読者の悩みを解決する記事を書く
ブログが検索ページに表示されない原因
- 記事の品質が低い
- noindexタグを設定している
- robots.txtでクロールを制御している
- Googleペナルティを受けている
検索エンジンの仕組みを理解することで、記事の上位表示へ近づきますよ。